山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

2020秋田の冬旅⑦森吉山

2020-06-28 | 2019-20山スキー
山域山名:森吉山(秋田県)
期  日:2020年2月7日(金)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:阿仁ゴンドラ山頂駅1170m(10:30)→石森1308m→阿仁避難小屋(11:45/12:25)→鞍部→ゴンドラ山頂駅(13:20)
<天候:雪>

今日も天候は悪いがそろそろ山を歩きたくなった。
行ける所まで行こう。

打当の昨夜の降雪は約20センチ。朝には青空も望めたが。




森吉山は風雪。




平日とあってスキーヤーもまばら。山に入る者はいない。




ここからは登山者の世界。




スーパーファットでもラッセルは膝上。密な樹林はシュカブラがうねってルートも複雑だ。




石森からは樹林もまばらになり完全ホワイトアウト。
微妙に下るのが非常に厄介。
斜面の角度も分からないのでストックで雪面に跡を付けて、滑走面に伝わる雪の圧力を確かめながら慎重に進む。




やっと避難小屋が見えた。




2階窓から小屋に入る。小屋がなかったらここまで来る前に引き返していた。
昼食と体制を整える。




午後から若干冬型が緩む予報だが、視界は回復しそうもない。山頂に行くのならリミットとしていた時間になったので出発。




小屋から雪原をトラバースして鞍部まで来たが視界ゼロ。ストックを押すと完全に埋まってしまうから新雪は120㎝以上の底なし状態。
単独なので登りでも下りでも転倒や樹の空間に落ちただけでも遭難に直結する可能性もある。
トレースが消えたら再び激ラッセルで下山時間も読めなくなる、、、ここで撤退。




消えかけたトレースを追ってスキー場まで戻る。







今日の条件ではとても無理だろう。
でも厳冬期の森吉山を肌で感じられたので良しとしよう。この経験値が明日以降に活きる。




里はまずまずの天気なのだが。
















しばらく冬型が続きそうだ。




こんな景色を見てみたい。





2020秋田の冬旅⑥森吉山阿仁スキー場

2020-06-27 | 日記
朝の天気情報。第一級の寒気で大雪となった。




今日も暴風雪の予報。




田代岳山スキーのプランもあったが慣れない山域なのでやめよう。




平地でも本格的な雪となった。







すっかり雪に埋もれた。




今日はここへ行く。




関東人にとっては交通の便を考えると八甲田山スキー場よりも時間がかかるので、本州で一番遠いスキー場だろう。
内陸部にあるのでおそらく夏油温泉や下倉スキー場と肩を並べる雪質、降雪量は森吉の方が圧倒的に多い。
一度は滑って見たかったスキー場だ。




上越や南東北は記録的な小雪だが、森吉山は2mオーバー。山頂ゲレンデの第2リフトは除雪中で営業開始は未定のようだ。




午前は山麓のゲレンデで遊ぶ。
ベースでも-10℃、新雪70センチ以上!!森吉パウダーを超満喫。




スキー客より自衛隊員の方が多い。




午後はゴンドラでサンシャインゲレンデに向かう。




ゴンドラ長は約3.5キロもある。世界がどんどん変わる。




リフトに乗っているのは数人だろうか。吹雪いてあまりの寒さでたびたび休憩。




晴れたらこれか。この景色を見れるだろうか、山頂から滑れるだろうか。
厳冬期の森吉山の天候が厳しいのは承知の上。なので今日を含めて気合いで5日間確保してある。




重たいのですっかり山では出番がなくなったパトロンだが、今日はめちゃくちゃディープパウダーを泳ぐように走った。




北斗君もご満悦。




今宵の宿へ向かう。




打当温泉マタギの湯。泊まりたかった秘湯の宿に今日から2泊お世話になる。




マタギの里ではごんた君がお出迎え(笑)







今日は極寒の一日だった。




秋田市街も完全に冬景色。




明日も強い冬型のようだ。さぁ、どうなるか。





ぐんま県境稜線トレイル(赤石山~ダン沢ノ頭)

2020-06-24 | 2020山登り
山域山名:志賀周辺・赤石山、ダン沢ノ頭(長野県、群馬県)
期  日:2020年6月21日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:大沼池入口1550m(4:50)→大沼池北岸1694m(5:30)→東岸分岐(5:50/6:05)→赤石山2109m(6:50/7:05)→ダン沢ノ頭2040m(8:10/8:30)→赤石山(9:35/9:50)→大沼池東岸(10:25/10:40)→大沼池入口(11:30)
<天候:曇り、稜線霧>




こんな青色は久しぶりに見た。




大沼池は正面の志賀山噴火でできた堰止湖でpH4.4の強酸性。魚はいないそうだ。
赤石山から流れ出る赤石沢に硫酸イオンを含む強酸性の鉱泉が湧き出しているからという。
美しいコバルトブルーもそのためで、大蛇が住むという伝説も。子供の頃に見ていた日本昔話にも登場したとか。







急な尾根を登ると赤石山へ。




コイワカガミ。







昨年の秋に刈り払われたようで道は明瞭。










しかし、台風19号の暴風で倒木が7,8箇所ほど道を塞いでいた。













晴れていれば右手にはガラン沢がよく見えるだろう。




ダン沢ノ頭。標識は熊にかじられていた。




着た道を戻るが展望がきくことはなかった。水芭蕉と仙人池。







赤石山で一瞬ガスが切れて大沼池が顔を出す。







志賀は新緑最盛期。




ツツジも満開でした。







これで土合白毛門~上越国境~三国峠~白砂山~野反湖~志賀横手山まで稜線をくまなく歩いた(滑った)。
残っているのは土鍋山周辺と四阿山から鳥居峠まで。
渋峠から毛無峠は登山道はなく車道しかない何ともモチベーションが上がらない区間。
こだわるのならチャリの出番かな。



2020秋田の冬旅⑤五能線

2020-06-23 | 日記
今日は秋田の冬旅メイン、といってもいい真冬の五能線を旅する。

昨夜から2泊する鷹ノ巣郊外に立つ縄文の湯。




雪がほとんどなかった鷹ノ巣市街にもやっと冬が来た。




鷹ノ巣駅から乗車。







奥羽本線・鷹ノ巣駅(8:54)→弘前駅(10:02)
五能線・弘前駅(10:23)→深浦駅(12:48)ランチは深浦マグロ! 深浦駅(14:32)→東能代駅(16:19)
奥羽本線・東能代駅(16:24)→鷹ノ巣駅(16:51)
プランは完璧だったが、、

鷹ノ巣駅乗車、鷹ノ巣駅下車は、乗車駅では発券できないと言われ、弘前駅に向かう車内で車掌さんから購入。




予定どおり弘前駅で五能線始発列車の入線を待っていたら、、




駅放送…暖房が入らない車両故障が発生したため、現在運転を取りやめております。今のところ発車時刻は分かりません。深浦方面に向かうバスを用意してありますのでそちらへ案内しており、、改札を出ますと係員がおりますので、、
自分…えーーーーーーーーー??
息子のようなとても若い駅員さんがホームにいた自分とおばちゃんを見つけて説明に来て、、
駅員さん…どちらまで??
自分…この列車に乗って終点深浦駅で乗り継いで能代へ、、鷹ノ巣駅まで、、
待てば動くの?深浦駅まで行くと列車はあるの??
それこそその時はどうなるの??
駅員さん…(無線で指令とやりとりしても)うーん、、最悪は深浦からタクシー??になるかもしれません。。どうされますか?バスは間もなく出ます。
隣のおばちゃん…(笑いながら)冬の五能線は風でよく止まるし、いつものことだから~
自分…バスに乗ります(泣)

仕方なくこの列に並んで、




駅を出て、




代替輸送のバスに乗る。。インド旅行のようなハプニング。。これも旅のひとつ。。





各駅に寄るたびに五能線を踏切で横断。




トイレ休憩した五所川原駅で駅員さんから列車がそろそろ動くかも?との情報が。




木造駅通過。




どんどんお客さんが下りて、最後は自分ひとりに。。




列車は動き出して向かっているとのことで、どこかの駅で後続の列車に乗ってもいいし、そのままバスで深浦まで行ってもいいので、お客さんがバス運転手に相談して決めてください~、とどこかの駅員さんに言われ、、こうなるとなんでもありだね。

バスからだけど日本海が見えた!




バス運転手さんとは鰺ヶ沢駅で手を振ってお別れ。




69分遅れ。




来た!!!




やっと乗れる(涙)







鰺ヶ沢駅からになってしまったが、五能線の旅、スターーート。

聞こえるのは気動車のエンジン音と線路の音と汽笛だけ。トコトコと時折左右に揺られながら、車窓の風景を楽しむ。







単線なので下り列車と待ち合わせ。







深浦町は日本で一番駅が多いと書いてある。ホントに18駅あった!







有名な千畳敷駅。荒波の日本海がすぐそこ。




列車と駅舎と日本海が絵になるマニアに有名な轟木駅。




2018年9月の風景。




車窓には絶景が続く。




深浦駅へ。







昼時は過ぎてランチする時間もないのでちょっと散歩。

駅前ホール。













深浦駅からさらに日本海を南下。







なつかしい白神登山口駅。




十二湖から縦走して白神岳避難小屋に泊まり、駅にザックを置いてから、この路を下りて海まで磯の香りを味わいに行った。













東能代駅で五能線下車。




奥羽本線の電車で鷹ノ巣駅へ戻る。アクシデントはあったが冬の五能線を堪能できました。




今日は山沿い中心に降雪だったようだ。




明日は強い寒気南下か。







県内全域が真冬日の予報で冷凍庫に入ったよう。昨年の津軽半島竜飛岬での最強寒波といい、冬の陸奥旅ではどうも寒波を呼んでしまうようだ。






2020秋田の冬旅④尾去沢鉱山、大舘

2020-06-16 | 日記
夜にかけても降った、降った、今冬一番の大雪。




宿の人も後生掛にやっと冬が来たと言っていた。




今日は移動日と併せて冬の秋田旅。




鹿角市郊外にある尾去沢鉱山へ。




開山は西暦708年の和銅元年!銅山の発見らしい。




内部には江戸時代に掘られた坑道が完全な形で多く残されている。総延長は何と800キロ!、規模は国内最大級らしい。










今では信じられないが、とんでもない山奥に巨大な鉱山町が日本中にあった。




次はローカル線の旅。




花輪線に乗って冬景色の車窓旅。







大舘に戻って忠犬ハチ公に挨拶(笑)










精悍なマスク。凛々しいね。




最後は小坂鉄道大舘駅の廃線跡へ。訪れた日はまだレールパーク整備工事の引渡し前でした。




秋田県北東部北鹿地域は、尾去沢鉱山、小坂、花岡、松峰、花輪など数十も大きな鉱山があった日本最大の鉱山地帯。
鉱産額が日本一だった小坂鉱山の鉱石貨物や旅客輸送もしていた小坂鉄道。
小坂町に整備されているレールパークもよくできていた。