山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

雨飾山・荒菅沢

2017-05-31 | 2016-17山スキー
山域山名:頚城山群・雨飾山(長野県)
期  日:2017年4月30日(日)
参 加 者:みやぶー、はしけん
行動記録:雨飾荘980m(7:10)→キャンプ場1150m(7:55)→荒菅沢下降点1520m(9:20・9:30)~荒菅沢1420m(9:40)→夏道尾根1750m(10:50・11:00)→笹平1894m(11:35)→雨飾山1963m(11:55/12:50)~青海川1250m(13:15)→登り返し1220m(13:35)→1250m(13:50/13:55)~キャンプ場(14:15)~雨飾荘(14:35)
<天候:晴れ>

GW前半は雨飾山へ。
10年ほど前は毎年3月に訪れていたが、このところご無沙汰でした。
標高の高い北アルプスは数日来の寒気で積雪不安定とみて、こんな時は荒菅沢がいい条件でしょうと小谷温泉に向かった。

除雪は雨飾荘まで。先週から営業開始とのこと。




林道歩いて鎌池分岐からは雨飾山が正面。残雪多くキャンプ場でも2mの積雪だった。




しばらくは青海川を行く。




S字の通過が微妙だったので夏道尾根に取り付く。




急な尾根を登りP2東斜面の雪崩走路を横切る。




見上げるとせりあがるP2。




荒菅沢へはガクンと落ちているので、安全のため一旦シールオフして沢底へ。




布団菱を見上げる。沢底は夏には考えられないほど広大だ。




シールで再び左岸尾根を登る。




バックには金山と天狗原山。




斜度はどんどん増していく。




ここで雪切れ。




シートラで岩と雪のミックスを登る。




登りの核心部。





笹平まで登れば山頂は近い。




雨飾山の頂へ。




P2にも人が見える。




山頂で出会った地元糸魚川の岳人。栂海新道を開拓した小野さんの山仲間で、貴重な故人のエピソードをお聞きしました。




山頂直下の雪面から滑降開始。




実はこの斜面が一番急で軽く40度以上ありました。




荒菅沢エントリー。







滑り込んだら広大な中斜面の感じでした。




このスケールは流石の迫力。




布団菱の岩峰群をバックに。




荒菅沢を出合まで滑ってみる。ダメなら登り返そう。




青海川へ。




右岸側から泥雪崩。




行けるか…。




このブリッジは…、落ちたら脱出不可能なので潔く…




登り返す。




ひと滑りで登路の沢底へ復帰。あとは推進滑降してキャンプ場へ。




林道からこの斜面を滑れば雨飾荘まですぐ。




P2は何度か登っていたが、山頂から荒菅沢が滑れて満足。




下山後はここへ。




最高のご褒美(笑)





野反湖(三壁山&エビ山)

2017-05-27 | 2016-17山スキー
山域山名:六合村・三壁山、エビ山(群馬県)
期  日:2017年4月26日(水)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:野反湖北畔1500m(8:05)→キャンプ場→三壁山1970m(9:20/9:50)~キャンプ場1520m(10:05)→野反湖西畔1500m(10:45)→エビ山1744m(11:30/12:00)~野反湖西畔(12:10)→北畔(12:30)
<天候:曇り>

先週末に野反湖道路が開通したが、今年の残雪は多く、平年の倍もあったらしい。

昨シーズン1月に(静寂の野反湖・八間山)山麓の和光原からラッセルして野反湖八間山に登ったが、次は春の白砂山に登ってみたかった。


が、白砂山山頂直下稜線の雪割れと午後から天候が崩れるので、ひとまず野反湖西岸の三壁山とエビ山を滑って来ました。


野反峠は吹きっさらしで雪はない。




この時期行き止まりの北岸展望台に車を駐めてダム上を渡る。




キャンプ場下から尾根に取り付く。雪はたっぷりあるが、溝が発達していた。







途中に急斜面が1カ所あったが、すぐに三壁山の頂へ。振り返ると白砂山が格好いい。




苗場山。




岩菅山。




展望を楽しんだあとは、登った尾根を1本。




凸凹スキーを楽しんで(笑)




まだ天気が持ちそうなので湖畔に架かる橋を渡ってエビ山に向かう。




エビ山北東尾根はずっと緩斜面。




エビの展望台からのエビ山山頂と草津白根山、横手山。




山頂手前で雪は切れていた。




エビ山山頂。




この尾根も凸凹スキー。







雪壁を歩いて対岸へ。




条件のいい野反湖はまた来年。






火打山(影火打南面台地)

2017-05-26 | 2016-17山スキー
山域山名:妙高山系・火打山(新潟県)
期  日:2017年4月23日(日)
参 加 者:みやぶー、Kino、TKY
行動記録:笹ヶ峰1320m7:40)→黒沢橋(8:20)→黒沢1700m(8:35/8:50)→富士見平2100m(9:45/9:55)→高谷池ヒュッテ2100m(10:15)→天狗の庭(10:35/10:50)→火打山2461m(11:50/12:20)~影火打鞍部~南面台地1850m(12:40/13:05)~鍋倉谷1500m(13:15)~林道(13:30)→林道除雪最終点(13:50/14:00)→笹ヶ峰(14:10)
<天候:快晴>

プロスキーヤーTKY氏とのコラボ2日目。
火打山のベストウィークは笹ヶ峰まで除雪が完了する4月下旬、なかでも影火打南面台地は爽快な滑降とロングツアーが楽しめる、プロを案内するのにぴったりなルート。
今日はKino氏が参戦して、快晴の春山スキーを満喫してきました。


朝焼けの妙高山。今日は一日好天が約束されている。




笹ヶ峰駐車場は満杯。最後尾スタート。




登山口の休憩舎もほぼ埋没。今年は雪が多い。




黒沢の橋もほぼ埋没。




褶曲した波状地層。地球のエネルギーをかいま見まれる。




黒沢の滝を通過。







暑い!




富士見平に上がれば目指す火打が見える。




火山活動で登山禁止が続いている焼山。今日の噴煙は控えめか。山スキーでは北面台地と南面を滑っているが、またトレースできる日が来るだろうか。




いつも嫌らしい黒沢岳直下のガチガチトラバース。




昨日の新雪が積もっていた。




高谷池ヒュッテ。今年は内装改修だそうで、定員は25名です。




最高の天気。







最後の登りは、クトーを装備していないプロだけアイゼンで。




お疲れさま。




さすがシーズンの火打山頂は大賑わい。







影火打と雲海に浮かぶ焼山。




では、滑降へ。




プロはいきなりジャンプ!




今日のメインディッシュ、南面台地へ。







Kino氏のショートターン。




プロは高速カービングターン。










さすが!驚嘆の滑り。。




美しすぎる!!










このあとターン~(クルッと回転です)










一昨年GWに滑った面ツルの嘉平治岳東面。




今日はこの惣兵落谷へ滑り込む。




デブリが少しあったものの好条件でした。










鍋倉谷ブリッジもまだまだ問題なし。




谷を離れて延々と緩斜面を行く。




緩い登りが続く林道も、春の腐れ雪なら重心移動と板のたわみを効かせればシールなしで歩ける…山スキーヤーからプロに伝授(笑)




お疲れさまでした。





豊富な残雪と最高の天候に恵まれて、楽しいツアーでした。





斑尾山

2017-05-25 | 2016-17山スキー
山域山名:北信・斑尾山(長野県)
期  日:2017年4月22日(土)
参 加 者:みやぶー、TKY
行動記録:七曲の池700m(10:25)→旧豊田スキー場TOP1150m→斑尾山1381m(12:15)→大明神岳1350m(12:25/13:00)→斑尾山(13:15/13:30)~七曲の池(14:05)
<天候:にわか雨のち曇り>

週末はプロスキーヤーTKY氏と初コラボ山行で北信の山へ。
メインは明日の影火打南面台地だが、今日は軽く足慣らしで、最近パウダーフリークで賑わっているらしい斑尾山をチョイス。
といっても、斑尾山の標高では残雪期も終盤の4月下旬。雪がちゃんとつながっているか?が心配だったが、さてどうだろうか。


山麓はちょうど桜が満開。




登り出しは豊田スキー場から。ネットを見ると2011年から営業を「休止」しているらしい。




確かにリフトは撤去されていなかった。




ゲレンデハイクアップ。




ゲレンデTOPから夏道のある尾根上を行くと一部雪切れ。(下山は雪が付いていた西斜面を迂回しました)




時折、寒気によるにわか雨に降られながら登る。




藪やツリーホールが出て少々テクニカルな斜面もあったが、クリアして稜線へ。




斑尾山山頂は樹林で展望なし。




山頂を通り過ぎて西に張り出した尾根雪庇を行く。




山頂よりもお薦めの大明神岳。でも、霧でなんにも見えない。。




寒気が抜ければ晴れるはずとしばし待つと…、お目当ての野尻湖が姿を見せてくれた。




再び斑尾山頂に登り返してシールオフ。







藪が出て快適とは良い難かったが、プロは関係なく果敢な滑り。さすが。




一気に霧が晴れて、豊田スキー場全景を俯瞰。中緩斜面主体のレイアウト。客層のターゲットはファミリーでしょう。




ゲレンデを流してBASEへ下山。




七曲の池。山頂稜線も見えた。




パウダーシーズンに再訪しよう。




天候も回復したので野尻湖に寄り道。妙高山。




斑尾山。大明神岳は右手のピーク。




今宵の宿は赤倉温泉ほてる千家へ。




シーズンオフで破格のお値段で泊まれました。料理も温泉もGOODでした。




明日はメインの火打山ツアーへ。プロの滑りに…。


守門岳

2017-05-20 | 2016-17山スキー
山域山名:越後・守門岳(新潟県)
期  日:2017年4月17日(月)
参 加 者:みやぶー、キム兄、ガク
行動記録:大原スキー場BESE330m(7:40)→ゲレンデ場TOP650m(8:45)→755m(9:05/9:15)→藤平山稜線1180m(10:20/10:35)→守門岳1537m(11:45/12:40)~本高地沢源頭滑降→~藤平山稜線1180m(13:15/13:35)~下祝沢右岸滑降~大原スキー場(14:20)
<天候:曇り>

前夜は小出道の駅で仮眠。早朝にちちびやんチームの二人と合流して入広瀬村へ。
さすがにこのエリアは格段に雪が多い。

昨日、営業を終了した大原スキー場駐車場から出発。




ゲレンデを歩いてTOPへ。




ブナ林をいったん下る。







755mから取り付く斜面は雪がつながっているか?




やっぱり、少し藪を漕ぐ。




南風が入って暑い。




広い藤平山稜線を行く。







平日の山頂は誰もいなかった。




青雲岳から大岳稜線。雪庇は今シーズンの成果。




まずは本高地沢源頭を1本。






グサ雪だったので途中からトラバースして藤平山稜線へ復帰。







下祝沢源頭もギリギリか。下りの藪漕ぎは御免なので選択の余地はない。







際どいクラックは横滑りで通過して、あとは快適な斜面を飛ばす。




ガクも満足。




キム兄も‘me too’







なかなかの斜面でした。




最後はゲレンデを流して。




今シーズンの越後エリアはこれで終了。楽しませてもらいました。