リニア中央新幹線の2027年開業は断念へ、島岡美延です。早くて34年以降、10年後の日本に最も必要なのはどんな技術?
新しい理論を見つけたい、技術が出来れば試したい――。今年の米アカデミー賞7部門受賞の映画『オッペンハイマー』、公開初日に映画館へ。180分の大作、クリストファー・ノーラン監督は原爆を生み出した天才科学者の脳内、苦悩、恐怖を映像にして、圧巻。
第二次大戦下、アメリカ極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。世界初の原子爆弾の開発に成功したオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)だったが、「戦争を終わらせるため」に実際に広島、長崎に投下され、その惨状を聞いて深く苦悩する。冷戦、赤狩り、激動の時代の波にのまれていく彼は――。
戦後、水爆開発に異を唱えたのは、「作ったら使いたい」人間の欲望に歯止めをかける難しさを誰より知っていたから。なぜ1度だけでなく、2発目が落とされたのか。日本でこの映画がようやく公開された意味をかみしめたいです。
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