昨日の朝の雪はあっという間にとけて、暖かくなる週末、島岡美延です。
昨日まで東京ビッグサイトで開催された国際食品・飲料展、ニュースで見たのが「代替食」。見た目、食感、味もホンモノと見分けがつかない食品は、世界の食糧不足や環境問題などを解決してくれそうだけど、ちょっと待って。
堤未果著『ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?』(文春新書)を読みました。去年ベストセラーになった『堤未果のショックドクトリン』より少し前の出版。
「食のグレートリセット」はすでに始まっていて、技術で作れるようになったタンパク質。食の世界市場では巨大企業がすべてを握り、豊かだった土壌はその企業の肥料、種子がないと何も生み出せなくなる――。
「遺伝子組み換えでない」という食品表示は2023年以降実質消滅。ゲノム編集に至っては表示義務なしの種、苗、食品が流通。
誰でも「人は食べたもので出来ている」のだから、ちゃんと興味をもっていかないと。