「戦い」をダンスで表現

冷たい空気が戻った土曜日、島岡美延です。
昨夜は雨の降り出しが早く、珍しく傘を買うはめに。でも、行ってよかった、と思った舞台をご紹介します。
新宿・サンモールスタジオで上演中、インパラプレパラートの「ピクトマージ（22日まで）」は、観たことのない、演劇とダンスのコラボレーション。
想像力をかきたてるSFのような物語を音楽やダンスで巧みに表現する若い演劇集団です。ストーリーは説明しにくいのですが、その引き込み方は本当に見事。「ゲーム世代」には、わかりやすい世界観かも。
「描いた絵を実体化させる」能力を持つ特殊な人たちが、そのキャラクターを戦わせる・・・。まさに「格闘技」のように絵を描く者。そこから出てきたキャラクターになりきるのが、5人のダンサー。
ストリートのダンスバトルとも違って、文字通り、「リアルな戦い」を繰り広げるダンサーたちに釘付け！　身体一つで悪魔にも天使にも動物にも風景にもなる・・・、そんな舞台。
計算された音楽と照明、もちろん役者たちにも拍手！　今後が益々楽しみです。