上着いらずの昨日は16000歩超え、島岡美延です。大船フラワーセンターに母と出かけました。コスモスもまだ見頃、残っていたカボチャに座る人、銀杏を拾う人。バラ、菊、洋ラン展も楽しんだ充実の祝日。
先日の『展覧会 岡本太郎』のあと、図書館で借りた岡本太郎著『芸術と青春』。1956年出版(河出書房)の再編、2002年出版(光文社)。
1911年生まれの太郎は1929年、両親とヨーロッパへ。そのまま10年以上パリで過ごし、母の訃報を受けた衝撃。戦争が始まって帰国したら、30歳過ぎて召集され中国の地で過酷な年月。実家は空襲で焼け、作品も全焼。父は1948年に疎開先の岐阜で急逝。かけつけた太郎は遺体を抱いて温めた・・・。パリでは、夜通し、芸術論、人生論を語り合った親子。「芸術は爆発だ」の原点でしょう。
日本の家父長制や道徳についての考察も。彼が嘆いた時代から変わっていない令和の日本。いま、多くの人が太郎さん、あなたに夢中です。