異業者交流に寺は入れるか

 節分終えて、今日は数カ月前から決まっていた「東京都中小企業団体青年部協議会」の新年講演会&チャリティーパーティー。還元すれば異業種交流の場でもある。

 私はおそれ多くも講演会の講師。うはははは。私ごときがという感が否めない。でも、有ること難しで「ありがたい」である。

 珍しく質疑応答では二つのご質問が。
①やる気がでない時、どうすれはいいか。
②怒ってしまう時があるがどうすればいいか。

 すっごく建設的な質問で、嬉しかった。我が身のことでもあるからだ。
①に関しては「一人で気分が落ち着く場所の確保」を提案させて頂いた。お寺の本堂はそういう場所だからである。私はそういう時に、とにかく座るからである。答えはおのずと内にあるのが良くわかる。
②は「慈悲の裏打ちがあるのならOKでしょう」と言いたかったのだが、かなり付け足しの雰囲気になってしまった。でも、「怒る」原因は、やはり「自分のご都合」なのだと思う。

 こういう質問が建設的だと思うのは、普通なら「オヤジの法事のお布施はいくらがいいか」とか「幽霊をみたことがありますか」というのが多いからである(多いと自分では思っているが、実際には殆ど無い……。うははは。こちらが勝手に想像しているのだ)。

 こんな機会がどんどん増えればいいと思う。参加者のお一人から、パーティーの席上「仏教の基本的なことをしりたいんですよ」と、これまたチョ~建設的な提案をいただいた。仏教基礎講座!ぅわぁ~、面白そうだ。何の為の仏教か。何がどうして、こんな仏教になったのか……。こういう話を一つの流れとしてお話できたら、皆さんの考え方が随分かわると思います。ご提案、ありがとうございました。┏〇"┓。[なんだか知らないけど、ここから語尾が丁寧になります。素顔の私かも……ぎゃははは。)

「……で、あなたは、どうするの?」--とことん自分の内面の力(それを○○仏と呼ぶことはあるにせよ)を信じていく……守護霊や、架空の仏に頼らない--私はそんな生き方が大好きです。

 写真は節分の「お願いごと」お炊きあげの一コマ。自分の願いを割り箸に書いてもらって、火にくべてもらいました。「自分が何を欲しているのか」を具体的に把握することから、願い事成就の第一歩がスタートします。「その願いごとを叶えるために、あなたは、どうするの?」を再認識できるからでもあります。

 参加者の方に「坊さんはこの会に入ってないんですか?」と聞いたら「組合がない組織は入ってないみたいですよ」との答え。あはは。宗派が入るとはとても思えない。とりあえずワッシは一匹狼じゃない、一匹坊主でいきます。ぐははは。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


秘技、節分縁起物の取り方

 おかげさまで、節分終了(自称『ハチャハチャ節分』)。

 友人の元気なバンド『輪』の作り出すいい感じの時間。
 お経と共に高く上がる炎にくべられる参加者それぞれのお願いごと。
 そして、驚愕の豆まきと言うより「お菓子まき」。

 本堂一杯の方々が、煙の中、大騒ぎの50分でした。
 一年の節目の行事をなるべくしっかりこなしていくことは、日本人のDNAに厚みと幅をもたせる助けをするのだと思います。

 写真はお菓子が空中浮遊しているショット。
 いくつか手が上がっていますが、こういう時のワザは、空中でキャッチするのではなく、落ちたものを集めることなのです。すでにコツを知っている方が多いのも、密蔵院の「ハチャハチャ豆まき」の特色の一つ。

 お豆代をいただいたり、お豆やお菓子を提供いただいたり、準備、誘導、説明役、台所係をお勤めいただいた方々、そしてご参加いただいたた皆さま、本当にありがとうございました。┏〇"┓。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )