当たり障りのない坊主

 節分が終わったところで行なわれる新年会というのは随分多い。
 江戸川区内の密蔵院の属している宗派のお寺の新年会も今月17日だ。

 そんで、節分までは忙しい私を気づかって高校時代の仲間が、密蔵院で新年会をやってくれた。毎年忘年会をやっているメンバーが9人。こたつで宴会である。家内も良く知っているメンバーだから、大いに話に花が咲いた。

 面白いもので、中学時代の友人たちは、まだ大人になっていなかった時代なのでそれほどバカ話はしない。大学の友人となると、殆どが同じ職業だから話題も決まってくる。
 これが高校だと、考えも大人っぽくなる年頃にいろいろやった仲間であり、更に全員仕事が異なるから、面白いことこの上ない。建築、家具職人、服飾、布団屋、自衛隊、食器全般、医療辞典の出版社、広告代理店そして坊主である。
 毎回お酒が回ってくると「○○を呼べ」と言い出す。○○とは、高校時代のマドンナたちである。
「なんで俺が呼ぶ係なんだ」とむくれると、「坊主のお前が呼ぶのが一番当たり障りがないのだ」そうだ。わはははは。

今日は、私も含めて全員二日酔いだった筈である。
 
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