風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

タレント候補

2010-05-21 00:13:04 | 時事放談
 夏の参院選に向け、各党とも芸能界やスポーツ界から候補者探しに余念がありませんが、人気や知名度に頼ろうとすることが見え見えの安易な姿勢は、ポピュリズムも甚だしく、国民はナメられたものだと、益々、政治離れを惹き起こしかねないことに、政治家は、何故、気が付かないのでしょう。
 柔道の谷選手は、よりによって「政治と金」問題を抱え、支持率が20%を割ろうかという沈没寸前の民主党からなお出馬する自らの信念と覚悟を、国民の前で大いに語って欲しい。是非、聞きたい。しかも国会議員でも金メダルを目指すなどとナメた発言をして、国会議員という職を、政治を、甘く見ていると、随分、叩かれましたが、今こそ、どんな国家ビジョンと戦略を描き、単にスポーツ振興だけではなく、外交、安全保障、経済、財政、福祉と、さまざまな分野における主な政策を示しながら、国会議員になるだけの素養と見識があることを見せつけて、見返すべきでしょう。
 小沢さんの狙いは、タレント候補を大量投入して、国民を白けさせ、投票率を、従い浮動票を抑えて、選挙戦を、組織票中心に手堅くまとめる民主党に有利に導く戦略かも知れないと、つい穿った見方をしてしまいます。その真偽はともかくとして、私としては、誰でもいいから、浮動票の受け皿となり得るプロフェッショナルな政党を早く立ち上げて欲しいと、切に願うばかりです。
コメント
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