保健福祉の現場から

感じるままに

ケアマネジメント

2024年06月25日 | Weblog
「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39506.html)のR6.6.24「ケアマネジメントの在り方について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001267008.pdf)はR6.6.25CBnews「ケアマネ範囲外の業務、地域での役割分担検討へ 4つのテーマごとに論点」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20240625115205)で解説されている。R6.6.28CBnews「ケアマネの業務範囲、議論の出口をどう描く 地域共生社会での介護事業のカタチ(13)」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20240627114048)では「ケアマネジャーの業務は「相談支援」であり、「直接的支援は対象外である」ことが確認された」とある。しかし、R6.4.15「ケアマネジメントに係る現状・課題」(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001244391.pdf)p18「ケアマネジャーが担当している利用者の状況(直近3年間での変化)(ケアマネジャー調査)」では「利用者に認知症がみられるケース」「利用者に医療的ケアが必要になるケース」「利用者の同居家族に要介護者がいるケース」「身寄りがなく在宅生活の継続に支障が出ているケース」などが増えており、p19「直近1年間において業務範囲外と考えられる依頼に1回以上対応した事業所は67.5%であった。その理由としては「緊急性が高く、自事業所で対応せざるを得なかったため」が72.5%と最も多かった。」とあり、介護給付費分科会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126698.html)のR6.1.22「令和6年度介護報酬改定の主な事項について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001194528.pdf)p3「居宅介護支援における特定事業所加算の算定要件について、ヤングケアラーなどの多様な課題への対応を促進する観点等から見直しを行う。」をみると、「地域共生社会」(https://www.mhlw.go.jp/kyouseisyakaiportal/)において、“何でも屋”にならざるを得ない場面が増えているかもしれない。介護給付費分科会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126698.html)のR6.1.22「令和6年度介護報酬改定における改定事項について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001213182.pdf)p24「入院時情報連携加算(Ⅰ)250単位/月(変更);利用者が病院又は診療所に入院した日のうちに、当該病院又は診療所の職員に対して当該利用者に係る必要な情報を提供していること。」のためには、医療機関とケアマネの平素からの顔の見える関係が欠かせない。それぞれの地域において、ケアマネ協議会、病院連携室、医療系団体、行政(介護福祉、生活困窮)などによるネットワーク構築と、ケアマネ業務に関する住民への普及啓発が不可欠と感じる。ところで、財政制度分科会(https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/index.html)のR6.5.21建議概要(https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/02.pdf)の「ケアマネジメントに対する利用者負担の導入」も少々気になるところかもしれない。「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39506.html)での「業務の明確化」は良いのであるが、では、現状で、ケアマネジャーが対応している“何でも屋”の役割を、誰が、どう果たすのか、示される必要がある。
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