保健福祉の現場から

感じるままに

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)と妊婦

2024年07月03日 | Weblog
R6.7.12読売「劇症型溶連菌で妊産婦5人死亡…日本産婦人科医会「マスク着用や手洗いなど感染予防を」」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240712-OYT1T50041/)。

R6.6.17衆議院「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)に関する質問主意書」(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a213168.pdf/$File/a213168.pdf)のR6.6.28答弁書(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_t.nsf/html/shitsumon/pdfT/b213168.pdf/$File/b213168.pdf)で「妊婦のみが御指摘のように「重症化しやすい」という科学的根拠は確立されておらず、現時点では、特別に妊婦に対して御指摘のように「指導」を 行うことは考えていない」とあるが、R6.7.2NHK「“劇症型溶連菌” コロナ5類移行後再び 妊産婦死亡の報告も」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240702/k10014499021000.html)で「新型コロナの5類移行で感染対策が緩和されたあと、2023年7月からことし3月までに妊産婦5人の死亡が報告」とあり、R6.7.2NHK「“劇症型溶連菌” コロナ5類移行後再び 妊産婦死亡の報告も」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240702/k10014499021000.html)の「妊娠中にのどの痛みや熱などの異変があったらすぐに医療機関を受診し、溶連菌に感染した家族がいる場合は医師に伝えてほしい」「妊婦が発熱やのどの症状を訴えた場合には、救急外来などでも溶連菌への感染を疑うべきだ。家族など周囲に溶連菌による咽頭炎などがなかったかをたずねるほか、簡易検査キットで確認するなどして速やかに治療につなげてほしい」のような啓発があっても良いように感じる。厚労省「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html)のQ&A1「発熱や咳や全身倦怠感などで食事が取れないなどの体調が悪いときは、かかりつけの医療機関などを受診しましょう。」とあるが、どうなのであろうか。「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html)のQ&A3「2023年の夏以降、A群溶血性レンサ球菌による急性咽頭炎の患者数が増加していることが要因の一つである可能性」はぜひ理解したい。感染症疫学センター(https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html)の「IDWR速報データ」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html)の「疾病毎定点当たり報告数 ~過去10年間との比較~」では「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の定点当たり報告数はかなり高い状況が続いている。  
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