保健福祉の現場から

感じるままに

リフィル処方

2024年04月16日 | Weblog
R6.4.17CBnews「リフィルは「詰め替え処方に」河野担当相 分かりにくさ解消へ 課題発掘対話」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20240417113924)。

令和6年度診療報酬改定(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00045.html)のR6.3.5「令和6年度診療報酬改定の概要 【外来】」(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001218897.pdf)p5~6「生活習慣病に係る医学管理料の見直し」、p10「地域包括診療料等の見直し」で「患者の状態に応じ、28日以上の長期の投薬を行うこと又はリフィル処方箋を交付することについて、当該対応が可能であることを当該保険医療機関の見やすい場所に掲示するとともに、患者から求められた場合に適切に対応すること。」の要件が設けられたが、R6.4.15Web医事新報「「リフィル処方箋交付」院内掲示要件に賛成ゼロ─大阪府保険医協会が緊急調査」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24109)が目に止まった。R6.3.5「令和6年度診療報酬改定の概要 【外来】」(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001218897.pdf)p11「リフィル処方及び長期処方の推進」は医療費適正化の観点からもポイントの一つといえるかもしれないが、まずは、R5.12.18現代ビジネス「医師のモラルは大丈夫…? 年収3000万円の「街の診療所」、なかには「ヤバすぎる儲け方」をしてるヤツらがいた」(https://gendai.media/articles/-/120518)の「儲けるために意味なく何度も通院させる医師」「高齢者の『高額療養費制度』を悪用した稼ぎ方;この制度を利用して、8000円を超えた分について不要な治療や検査を提供して儲けている開業医」「診療所として儲けが出るよう事前につくった『検査のコース』をこなしていく医師」「自費診療で患者から報酬を得ているのに、さらに保険診療の報酬も受け取る、いわゆる『二重請求』をしている人」のような医療が少しでも淘汰されないものであろうか。なお、リフィル処方せん(https://nicoms.nicho.co.jp/news/20220420/)に関して、「分割調剤とリフィル制度の違い」(https://www.pino-mediyaku.online/split-refill/)の「リフィル処方を上手に運用していくには医師の理解と、薬局の全体的なレベルアップと、患者側にも正しい理解が必要」は同感である。R4.6.9NHK「“クーデターだ…”日本医師会 中川会長 突然の退任表明」(https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/83781.html)では「「リフィル処方箋」は症状が安定している患者に出され、再診を受けなくても3回を上限に薬局で薬が処方されるというものだ。受診しなくとも薬が処方されれば、患者の負担は軽減され、医療費の抑制につながる反面、医療機関の経営にはマイナスの側面もある。今回の診療報酬改定を弾みに、再選に向けた地盤固めを図りたかった中川だが、その手腕には疑問符がつく結果となった。」と報道されていたが、もう少し患者本位であっても良いように感じないではない。医療保険部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28708.html)のR4.11.17「医療費適正化計画の見直しについて」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001013504.pdf)p13「リフィル処方箋については、分割処方等と合わせて、地域差の実態等を確認し、必要な取組を進める。」とあり、実態の「見える化」が必要であろう。「令和5年度全国厚生労働関係部局長会議」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37561.html)の健康・生活衛生局資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001197791.pdf)p26「花粉症対策 初期集中対応パッケージ 令和5年10月11日」の「患者の状況等に合わせて医師の判断により行う、 長期処方や令和4年度診療報酬改定で導入されたリフィル処方について、前シーズンまでの治療で合う治療薬が分かっているケースや現役世代の通院負担等を踏まえ、活用を積極的に促進」とあるように、花粉症治療でも推進されても良いかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 精神医療 | トップ | 機能性表示食品と企業倫理 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事