友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

雷鳴、地震そして当選

2009年07月27日 20時40分00秒 | Weblog
 昨夜は凄い雷雨だった。夜中の何時ごろかはわからないけれど、稲妻と雷鳴が同時にやってきて、バーンという爆弾が炸裂するような地響きがした。大きな雷音はその時だけで、また小さな雷鳴がゴロゴロと続いていた。滝のような雨が降り注いだかと思えば、雷鳴が轟き、ひょっとするとまた、朝日に見える景色はまるで湖の中だろうかと思った。何年か前の東海豪雨の翌日はそんな景色だったが、今朝はいつもと変わらなった。

 ところが午前10時ごろだったか、マンションの建物がグラッと揺れた。地震だ。次の波が来るかと思ったけれど、その瞬間だけで終わった。「昨晩は凄い雷でしたね」と言っても、「そうですか、全く知りませんでした」とか、「地震がありましたね」と言っても、「いや、気が付きませんでした」と同じマンションに住む人が答える。ビックリしたなあと感じた人はより強く意識するのだろうけれど、熟睡していたり、仕事中だったりしていた人は意外に何も感じないのかもしれない。

 豪雨が続き、雷鳴が轟き、地震が襲い、このところの自然現象は異常ではないだろうかと感じるのも、そう思いたいためかも知れないなと思う。自然の受け止めは様々だけれど、人間のやることに対する受け止めはもっと様々である。千葉県での殺人事件の容疑者は沖縄で逮捕された。この男のことが報道され、拉致された女性はどうして助けを求めなかったのか、逃げようとしなかったのか、不思議に思った。思ったけれど、この男のような、そういうタイプの奴って確かにいるよなと思った。

 人は自分のことしか考えていないとよく言われるけれど、それでも周りの人のことや家族や友人や知り合いのことを全く無視しているわけではないし、気に留め、心配りもするものだ。けれども、この男のような奴もいる。執念深く、何をしてくるかわからない、だからこそ怖くなってご機嫌を取ってしまったのだろう。こういう男は、自分に限界がある、あるいは自分の弱点を見せ付けられると、意外に普通の人になってしまう。ところがギャフンと言わせてやらないとどんどん暴走してしまうのだ。

 嫌なことばかりが多いように見えるが、実は今日はとても嬉しい日だ。友人はきっと、私がブログのトップで書くだろうと期待していたかも知れない。松阪市議選で彼は見事に上位当選を果たした。自分でも「演説がうまくなりましたよ」と電話をかけてきたくらいだから、かなり自信をつけたのだと思う。出発式の時は私に「短く」と注文しておきながら、10分も演説して、カミさんから注意を受ける始末だった。彼の支持者も「ちょっと空気が読めないところがありますから」と心配していた。

 付き合ってみれば、人のよい真面目な人だとすぐにわかるだろうが、選挙は不特定の多数の人に支持されなくては当選できない。日頃から議会通信を自ら手配りし、市民との会話を重ねてきた成果がキチンと現れた。彼は自分がやってきたことが多くの人に評価され、投票というかたちで支持されたことに満足しているだろう。明日からまた彼の真面目な毎日が始まるし、始めなくてはならない。お疲れ様、そしておめでとう。
コメント
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