友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

孫娘の名前は?その2

2009年07月18日 21時54分37秒 | Weblog
 やっぱり、私だけの一方的な言い分では不公平だったかなと思っているところへ、長女が長いメールを送ってきた。ダンナの方は忙しいようで、メールも電話もないけれど、おそらく長女が「パパの方が頑固者よ!」と代弁して送ってきたのだろう。今朝の長女のメールは妻としての長女の言い分をよく表していると思ったので、勝手にもここに掲載することにした。

 「おはようございます。パパたちを無視して提出もできるのに、できたらみんなに納得してもらいたいと思った彼はひどく苦しんでるわ。父親である彼の「思い」はどこへ行けばいいんですかね‥。『芸者みたい』っていう理由は、何がそんなに悪い理由なのか、私にもわかりません。パパたちが考えてくれた名前「恋夏=れんか」の方がキャバクラ嬢の名前っぽいし、彼が常々言ってる『当て字』になると思います。この子の姉が一緒に考えたってことがポイントだけどね。でもね、父親が一生懸命考えた名前を否定し、自分たちが考える名前を付けることが解決と思えないけど、仕方ないのかな‥。私はとても苦しんでいる彼を見ていて、なんて優しいんだろうって思うくらいです。私なら、とっくに周囲を無視して、ろくに話もしなかったでしょう。どんな結果でも私は最後まで彼を支えますが、『芸者みたい』という理由で反対されることには、私も納得しかねるところです。この先『恋夏』が超大作の狂乱女の名前になることだってあるし、『キャバクラ嬢』みたいだしね。もともと彼は両親から一文字とるとか、愛とか美とかいう文字を入れたくないって話してたよ‥。」

 よくまあ、ベッドの上でこんなにも長いメールを打つことができたと感心した。同じ土俵で反論する点はいくつかあるけれど、別に議論をすることではないから止めた。間違いとか正しいとか、そういうレベルのことではないからだ。言ってみれば、好き嫌いの感性にかかわることだ。みんなが「いやだな」と思う(感じる)名前よりも、みんなが「いい名前だね」というものの方がいいよと私は思っている。名付けで相談を受けた義父としては、率直な自分の考えを彼に話し、よく考えた方がよいのではないかと進言した。それで彼が悩むのなら徹底的に悩み抜いて、結論を下せばいい。

 初めに思いついたことに執着することはない。他人の意見に揺れ、迷い、そして考えた末に辿り着くことは大事なことだ。そうすることで説得力が生まれてくる。初めに自分が思いついたことから一歩も出られない頑なな人にはなって欲しくない。他人はいろいろ言うけれど、なるほどそういう意見もあるかと認めた上で考えて欲しいのだ。長女は私に似て、他人と相談することは余りないが、夫婦揃ってそうなってしまうのは考えものだ。自分のことなら自分で決めてもかまわないけれど、名前は一生ついて回る。そのことを考えて欲しいと私は思う。

 長女のメールを読んで、夫婦というのは一心同体、これではきっと考え直す余地はないなと思った。それでも義父である私としては、「あなた方がよいと思う名前をいくつか挙げて、考えてみてはどうか」と言いたい。
コメント
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