箕面市の国際協力都市、ニュージーランドのハット市から2人の先生が箕面市にやってきました!9月29日~10月12日の13日間、「箕面市ハット市教員人事交流プログラム」というプログラムで来ました。このプログラムでは、ハット市から2人の先生が箕面市に来て、学校訪問しながら日本の教育について学び、その翌年、箕面市から2人の先生がハット市へ行きます。来年ハット市へ行く箕面市の先生が、ハット市先生のホストファミリーになりました。
今年のハット市から来た先生は、アシュリー先生とファブリアン先生です。2人とも高校の先生で、アシュリーは国語(英語)を教えて、ファブリアン先生は美術を教えています。2人とも日本が初めてで、この研修をとても楽しみにしていました。
(ファブリアン先生とアシュリー先生)
箕面市にいる間、研修の主な内容は市立学校3校への訪問でした。第二中学校と萱野小学校、西南小学校で2日間ずつ過ごして、授業を教えたり、授業を見学したり、子どもたちと給食を食べたりしました。
ハット市の先生が教えた授業では、ニュージーランドについて紹介しました。その中で、ニュージーランドの先住民の言葉、マオリ語を教えてくれました。生徒たちは簡単な挨拶をすぐに覚えて、大きい声で「kia ora!」(こんにちは)と言ってくれました。マオリ語の発音は日本語に似ているので、皆はすぐに上手に言えるようになりました。最後に、「Te aroha」(テ・アロハ)というニュージーランドの歌を皆で歌いました。mahi pai! (よくできました!)
生徒はニュージーランドについて良い印象を持ったようです。「行ってみたい!」と言う声があがっていました。生徒は特に、ニュージーランドの動物について興味を持ったようです。でも、weta(ウェタ)という大きな虫に皆が悲鳴をあげていました!
ハット市の先生2人は学校訪問をとても楽しめたそうです。箕面市の学校で何が好きだったかと尋ねると、「生徒は同級生も学校も大切にしている。」「昼休み中に本を読んでいる生徒がいっぱい見れて嬉しかった!」という答えがありました。また、驚いたこともあったそうです。「箕面市の教員はいつも一所懸命働いています!お昼でも休んでいない!」と2人がびっくりしていました。
(第二中学校で歌を教えました。)
教育センターにも訪問して、具体的にハット市と箕面市、それとニュージーランドと日本の教育制度を比べて話し合うことができました。似ているところより、違うところの方が多そうでした!1つの大きな違いは、日本では各市町村の教育委員会が義務教育を担当しますが、ニュージーランドでは、各学校が独自に運営されていることです。
(教育センターのロボットが気に入りました。)
10月7日(日曜日)に、みのおキューズモールで「ニュージーランドフェア」がありました。ハット市の先生もブースを出しました!先生のブースでは、絵の具を使って、キウィバードなどのニュージーランドの有名なものを描くワークショップを行いました。フェアの最初から最後まで先生のブースは賑やかで、たくさんの子どもたちが遊びにきてくれました!
(ニュージーランドフェアで子どもたちが絵を描くワークショップをしました。)
学校訪問以外にも、日本の文化体験もありました。1つは、書道体験でした。2人は日本語がほとんどできなくても、チャレンジしていました!さすが美術の先生で、ファブリアン先生は句まで書くことができました。最後には、2人ともとてもきれいな作品ができました!「ニュージーランドに帰っても書道を続けたいです!」と言うほど楽しめたようです。
(日本語が読めないですが、とてもきれいに書けました!)
来年、箕面市から2人の先生はハット市に行きますので、またアシュリー先生とファブリアン先生に会うことができます!皆はとても楽しみにしてるようでした。
「ニュージーランドに帰って、箕面市で学んだこと、経験できたことを自分の学校にも活かしたい!また箕面市に戻りたい」と2人とも言っていました。
是非、また来てください! Ka kite ano!(またね!)
<とても楽しそうな研修モミ!また箕面市に来てモミ!