箕面市立第一中学校では、実際の選挙で使用される投票箱などを使って、本物の選挙さながらの生徒会役員選挙が、立候補者受付開始日の1月19日(木曜日)から当選者発表の3月15日(木曜日)まで行われています。
第一中学校では、生徒会選挙を実際の選挙に近づけることで、選挙の大切さを実感し、選挙に関心を持ってもらうため、この取り組みを箕面市選挙管理委員会と連携して4年前から行っています。
1年目から投票率は80パーセントを超え、昨年の投票率は95.5パーセントに達しました。
今回の生徒会選挙は、4月から10月中旬までの前期生徒会の正副会長各1人と執行役員4人、計6人の役員を決めるもので、会長には2年生が1人、副会長には2年生1人、執行役員には2年生が2人と1年生が4人の計8人が立候補しました。
3月5日(月曜日)には立候補者と応援者による立会演説会が行われ、「雨天の昼休みの体育館開放」や「体育祭を盛り上げる!」などの公約を有権者(1、2年生421人)に訴えました。
また、各立候補者が作成した顔写真入りのカラーポスターが校内掲示板に掲示されています。
3月6日(火曜日)午後0時30分、投票所入場案内券を持参し、生徒らが期日前投票を行いました。
投票所となる教室には実際の選挙で使用される記載台と投票箱が設置され、期日前投票の1日目となるこの日は、52人の生徒が投票を行いました。
←告示のポスター
投票所入場案内券を引き渡し、受付を行います。
投票用紙をもらい、本物の記載台で記入し、投票します。
選挙管理委員長を務める2年生の中道香奈さんは、「実際の選挙で使用されるものを使ってやるので、選挙の仕組みが中学生の私たちでもよく分かります。明るく公正な選挙で100パーセントの投票率をめざしたいです」と話しました。
生徒の指導に当たっていた酒井槙子先生は、「年々、積極的に投票に行く生徒たちが増えてきて、行くのが当たり前の雰囲気ができてきたと感じています。選挙管理委員会の生徒たちも、いきいきと能動的に動いてくれています。大人になってからも、この経験が生かされることを願っています」と話しました。
期日前投票は3月9日(金曜日)まで行われ、投票日は3月12日(月曜日)となっており、同日中に開票作業も行われます。
開票結果は3月15日(木曜日)の当選者発表会で発表され、その場で当選者には校長先生から当選証書の授与が行われる予定です。
<大人になっても、ちゃんと投票しようね!