撮れたて箕面ブログ

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民間企業派遣職員からのメッセージ(ダイキン工業)

2015年06月05日 | 民間から学ぶ

箕面市では、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に、民間企業への若手職員の派遣を実施しています。派遣先の民間企業で、派遣職員は何を学び、何を感じているのでしょうか。今回は、5月末までダイキン工業株式会社に派遣されていた鷹野さんからのメッセージをご紹介します。


撮れたてブログをご覧のみなさん、こんにちは。
昨年の4月から今年の5月末までの1年2ヶ月の間、ダイキン工業 人事本部 人事・労政・労務グループに出向していました鷹野と申します。
出向当初を振り返ると、ダイキン工業に行くまでは固定資産税の業務を担当していましたので、何の知識もない私に人事の仕事が務まるのか不安でしたが、赴任当初から社内や人事の仕事について詳しい説明の時間をたくさんとってくださり、丁寧な受け入れに感動したことを覚えています。

 
(ダイキン工業本社前)

●担当業務について
ダイキン工業で担当していた業務は、1年に一回実施する内容のものとして新入社員導入教育研修や、自己記録表、永年勤続表彰式典、創立記念式典(社長表彰)、ダイキンオーキッド空港見送り対応、また通年のものとしてベテラン層活躍プロジェクト、ルーチン業務の海外勤務者のサポート事務になります。
限られた期間の中で少しでも多くのことを学びたいと思い、様々な業務を担当させていただきました。

 

 
(人事本部 事務所)

● 創立記念式典(社長表彰)
社内表彰制度の社長表彰について少しお話しすると、10月に各部門からの申請案件を受け付け、その後審査委員会内で何度も長時間の会議を重ねて推薦案件を絞ります。最終的に1月の役員会で承認を得て決定するのですが、会議のたびに申請部門とのやりとりと膨大な量の資料の修正が発生し作業に作業を重ねる毎日でした。表彰案件決定後、2月の創立記念式典での表彰に向けて準備を進めていたさなか、本番1週間前に受賞チームへのトロフィーの箱に不備があることが発覚し前代未聞のトラブル対応に苦労したこともありました。周りの皆さんにも協力いただき、無事に式典を迎えることが出来て本当に良かったです。

 
(創立記念式典)

 
(社長表彰のクリスタルトロフィー)

● 人事本部について
初日から最終日まで一貫して感じていたことですが、ダイキン工業は人との関わりをとても大切にしています。人事ではお客様である従業員のみなさんの能力を最大限に活かすことのできる環境づくりに努めています。連絡する内容の言葉一つでも受け取った方がどのように感じるのかをじっくり考えて発信するなど様々な面で配慮を怠りません。また、部内では上下を強く意識することなく自分の意見を伝えることができる環境で、はじめの頃はその丁寧さとフラットさに衝撃を受けました。「人を大切にする」という言葉は色々なところで耳にしますが、単に言葉を掲げるのではなく、実際にそれを実行している会社でした。決まったことを表面的にやり過ごすのではなく、時には激論を交わすこともあり、本気になって考えて行動することがお互いの刺激になり、より良いものを作り上げていくということを身を持って経験しました。

 
(ベテラン層活躍プロジェクト 打合せ)

● 新入社員導入教育研修
箕面市に帰任する直前まで265名の新入社員に対して1ヶ月半に亘る研修を実施していました。昨年の4月に出向して初めて担当させていただいたお仕事なので、2回担当させていただいた唯一のボリュームの大きな業務になります。1年目は赴任当日から担当として業務に追われる日々で研修の意味合いをしっかり捉え切れないまま終わってしまいました。しかし、2年目は企画のスタートから、何のためにその研修をするのか、それは本当に必要なのかじっくりと中に入ることができました。昨年10月頃から研修内容やスケジュールを検討し準備を進めてきました。4月1日の入社式当日は、研修開始の準備は万全にできているのか不安もありましたが、新入社員のみんなと顔を合わせるのが楽しみでもありました。

 
(新入社員 物凄い人数です!)

研修内容は座学、ワークショップ、工場見学、合宿など様々な内容で精神的にも体力的にも厳しいものがあったと思いますが、それを乗り越えて真剣に研修に向き合う姿はさすがダイキン工業の社員!新人とはいえ体力、気力、根性が底知れず物凄いパワーを感じました。

 
(研修の様子)

新入社員は高専卒から大学院卒まで幅広い年齢層でしたが、学歴・年齢を意識せず風通しの良い活気のある雰囲気で研修を進めることができました。教えられたことをすぐに吸収し実行に移すことのできる優秀な人材ぞろいで今後の成長がとても楽しみです。受け身ではなく自分たちで研修を作り上げていく前向きな姿勢で私たち事務局側に意見をぶつけてくれる様子には大きな刺激をもらいました。研修後の振返りでは彼らの意見を受け止め、より良いかたちで次回に繋げられるよう様々な意見を出し合いました。

研修中に自身の言葉を真剣に受け止め答えてくれる先輩社員に接することで、新入社員には人を大切にする会社であることを実感してもらえたようです。このような実体験があるからこそ、彼らに後輩が出来た時には自分たちが経験したように親身に接してくれることと思います。ダイキン工業ではこの流れがずっと引き継がれていて、人を大切にする土台の部分を学ばせてもらいました。
人を大切にすると言葉で言うのは簡単ですが、「相手にそれが伝わり満足してもらうまでの行動を起こすこと」はとても大変です。しかしこのことは市民サービスを実施する上でも非常に重要なことだと思います。このような行動が箕面市役所でも浸透していくように若手の教育や研修に貢献できるよう頑張りたいと思っています。

 
(研修終了後 振返り)

● 終わりに
1年2ヶ月の間少しでも多くのものを学びたいという私の意志を酌んでいただき市役所では経験することのできない多くの世界を見せてもらいました。本気で私を育てようとしてくれたダイキン工業 人事本部のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ここで学んだ「本気で向き合う」姿勢を失わずに箕面市でも働いていきたいと思います。

 
(昨年の歓迎会 生い立ち映像まで作ってもらい結婚式のようでした!)

 <鷹野さんありがとう!箕面市とダイキン工業株式会社は人事交流をしていて、ダイキン工業株式会社から派遣されている社員のかたも箕面市で活躍しているよ!鷹野さんも、ダイキン工業で経験したことを箕面市役所で生かしてね!

 


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