2月4日(火曜日)、箕面市立西南小学校の3年生(4クラス128人)が学校で栽培した大豆を使用した“箕面納豆~西南小オリジナルパッケージバージョン~”が完成しました。西南小学校オリジナルパッケージの箕面納豆は限定710パック(1パック2個入り280円(税込))製造され、NPOホープビジョンが運営する食料品店「生活応援団」(箕面6-3-1)で2月5日から販売されます。
この取り組みは、箕面市内で地産地消などの活動をするNPOホープビジョン(代表:近藤裕彦さん)が、昨年4月に箕面産大豆を100%使用した「箕面納豆」を作るプロジェクトを立ち上げたことが始まりです。大豆の栽培には市北部の止々呂美地区の遊休農地を活用し、また大豆から納豆への加工は豊能町の納豆メーカー「山口食品」さんにご協力いただくなど、地元ならではの納豆を製造することをめざしました。そして、子どもたちにも大豆栽培から納豆作りに参加してほしいというNPOホープビジョンの呼びかけにより、西南小学校など市内4校が、箕面納豆作りに参加しました。
(西南小学校内の畑)
(止々呂美の畑)
西南小学校では、6月中旬に、NPOホープビジョンと山口食品から大豆のお話を聞いたあと、3年生の児童128人が校内の畑と植木鉢がわりにしたペットボトルに大豆を植えました。昨夏の猛暑で枯れてしまう大豆の苗もありましたが、NPOホープビジョンのスタッフの指導を受けながら、子どもたちが一生懸命に水やりや手入れをし、12月に無事収穫しました。収穫した大豆はすべて手作業で殻を剥きます。子どもたちがひとつひとつ殻を剥くと、つややかで綺麗な大豆が現われました。
西南小で栽培された大豆とNPOホープビジョンが止々呂美の農地で栽培した大豆は合わせて、山口食品で納豆に加工してもらいます。箕面納豆は、市販の納豆に比べ粒が大きめで固めに仕上がっており、大豆の味がしっかりする点が特徴です。また、製造から販売まで温度管理をしっかり行っているので、においが少なく、納豆が苦手なかたでも美味しくいただけます。
今回は、山口食品さんのご厚意により、西南小オリジナルパッケージを限定710セット販売していただけることになりました。3年生全員がパッケージデザインを考え、その中から子どもたちによって製品となるデザインが1つ選ばれました。パッケージに決まったデザインには、真ん中にレインボーカラーの「箕面」の文字が並び、その横に大豆の苗や納豆ごはんの絵が描かれており、学校でがんばって作った手作り無農薬納豆をPRしています。
この日、山口食品さんから完成した箕面納豆をプレゼントされ、子どもたちは拍手して大喜びしました。完成品を手にした高橋香羽さんは、「私たちががんばって育てた大豆が納豆になって、とてもうれしいです。家に帰って、早く食べたいです」と話しました。
箕面納豆プロジェクトには、箕面市立彩都の丘学園も参加しており、2月下旬に同校で栽培した大豆を納豆に加工する作業を行い、彩都の丘学園オリジナルパッケージの箕面納豆を製造します。製造された箕面納豆は、彩都地区のスーパーで販売される予定です。
なお、通常パッケージの箕面納豆(1わら70グラム380円)は、NPOホープビジョンが運営する食料品店「生活応援団」(箕面6-3-1)で、1週間50本限定で販売しています。リピーターも出るほど人気で、入荷後2、3日で完売するため、予約販売も行っています。
<モミジーヌも箕面納豆をぜひ食べてみたいなぁ~!