箕面市北部の山間部において、箕面市消防本部消防救助隊と豊能町消防本部消防救助隊が合同で実戦的な救助訓練を実施しました。
訓練は、「ハイカーが急斜面から転落した」という事故を想定して、3月21日と22日の二日間にわたって実施しました。
21日は箕面市消防本部消防救助隊員7名と豊能町消防本部消防救助隊員5名の計12名で、22日は箕面市消防本部消防救助隊員6名と豊能町消防本部消防救助隊員5名の計11名の延べ23名で行いました。
訓練現場には、消防車両が接近できないため、救助に必要な資器材は、隊員が徒歩にて搬送します。
まずは、傷病者の状態確認をおこなうため、隊員が降下し、傷病者への接触を試みます。
傷病者に接触した隊員が状態を確認します。
上部では平行して、救出の準備が行われます。
訓練想定では、写真左下部から、右上部へ救出を行います。
負傷した傷病者には、応急処置を行います。
傷病者の安全を第1に救出準備を行います。
下部の隊員と連携を取りながら救出活動を行います。
救出は、安全・確実・迅速に行います。
無事に傷病者を引き揚げても、安全な位置に移動しなければなりません。
訓練現場は、かなりの急斜面であり、救出訓練は困難を極めましたが、両消防救助隊が一致団結し、無事に救出することができました。
昨年(平成23年)の4月1日から箕面市北部地域における消防業務は、豊能町消防本部との消防連携によって行っています。
箕面市北部地域では、このような形で両消防本部が連携して消防活動を行う機会が増えるものと予想されますので、迅速な連携活動が実施できるよう今後も合同による訓練を実施していきます。
これから春の行楽シーズンを迎えるにあたり、山へ散策に訪れる方々も増えてきます。皆さんには、安全な服装や靴で楽しく箕面の山に親しんでいただきますようお願いします。