撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

民間企業(阪急電鉄)派遣職員からのメッセージ

2012年03月12日 | 民間から学ぶ

箕面市では、今年度も若手職員を民間企業へ派遣しています。

これは、顧客サービス意識や経営センスを市役所に導入することなどを目的に実施しています。

そんな若手職員からメッセージが届きましたので、順番にご紹介いたします。

<第1弾は、阪急電鉄株式会社に派遣されている浜渦さんです。それでは、どうぞ!


阪急電鉄株式会社 都市交通事業本部 都市交通計画部に派遣中の浜渦です。

私は企画推進チームの中で主に沿線の観光資源PR、旅客誘致のための営業企画の仕事を担当しています。
市役所にいるときには観光に関わる仕事の経験がなく、また風土の違う組織での仕事で、戸惑うことも多くありましたが、周りのみなさんと一緒に精一杯取り組んでいます。

具体的に担当している主な業務は、
1.「まちあるき」イベントを企画・開催
 (「阪急宝塚線沿線 観光あるき」「関西あそ歩(かんさいあそぼ)」)
2.まちの隠れた魅力・観光資源の発掘
 (『今津線沿線ええはがきコンテスト』」の開催)
3.企画乗車券の販売促進
4.その他 です。


1.まちあるきイベントを企画・開催

【四季折々の花や自然とめぐる!阪急宝塚線沿線 観光あるき2011】 
阪急電鉄開業100周年を記念して行われた「観光あるき」が大変好評だったので、2011年も継続して開催しました。阪急宝塚線・箕面線沿線、能勢電鉄沿線の8市町(宝塚市、川西市、池田市、箕面市、豊中市、猪名川町、能勢町、豊能町)とそれぞれのボランティアガイド、そして鉄道事業者(阪急電鉄、能勢電鉄)が連携して、4月から11月までの間で開催しました。
ボランティアガイドと一緒に観光スポットをめぐりながらまちを歩く「無料ガイドツアー」が好評でした。

9月には、このイベントを周知するためのPRフェアを梅田駅のコビッグマン前で開催いたしました。「撮れたて箕面ブログ」をご覧ください

この事業は鉄道事業者、行政、ボランティアガイドのそれぞれの得意なところを担当し開催することで最小限のコストで最大限の効果を出すことが可能になる企画です。
鉄道事業者は路線を軸にした広域PR力と人員輸送力。行政は住民とのつながりや観光資源の情報。地元ボランティアガイドは地元に対する豊富な知識など。それぞれの得意なところを活用して、沿線地域を盛り上げる、とてもやりがいのある企画です。
2012年版も4月1日から開催されます。各行政、ボランティアガイド自慢のコースが19コースも紹介されています。ぜひぜひパンフレットを手に入れてご参加ください。

『四季折々の花や自然とめぐる!阪急宝塚線沿線観光あるき2012』


【関西あそ歩(かんさいあそぼ)】
南海電気鉄道、阪神電気鉄道、阪急電鉄の3つの鉄道事業者が連携して、京都、神戸、大阪、堺の4政令市で開催したまちあるきイベントです。これも来年度の継続に向けた取り組みをしています。

『関西あそ歩』


2.まちの隠れた魅力・観光資源の発掘

【今津線沿線 ええはがきコンテスト】
一昨年、開業100周年記念事業として行われた「宝塚線・箕面線ええはがきコンテスト」の第2弾。
2011年は「阪急電車」の映画公開記念、また、今津線開通70周年(西宮北口~宝塚)を記念して、舞台を今津線に移して実施しました。募集PRから作品受付、審査、受賞作品の展示・公開、賞品発送まで関わらせていただきました。ただの『絵はがき』ではなく、「見て・行って・送って楽しむ『ええはがき』」というツールの面白さが分かってきて楽しくやらせていただきました。

『ええはがきコンテスト』

 


3.企画乗車券の販売促進
【企画乗車券「能勢妙見・里山ぐるっとパス」の販売促進】
能勢・猪名川方面におでかけいただく際に便利でお得な企画乗車券です。


4.その他
【阪急レールウェイフェスティバル「マナーアップ戦隊マナブンジャー」】
春と秋の年2回開催の鉄道ファン感謝イベントです。都市交通計画部では、電車・駅構内でのマナー向上や、車の使用を控え、鉄道や自転車の利用を勧めることにより環境負荷低減を訴えるヒーローショーを行っています。
私は春・秋ともに出演し、春はマサル役(悪のささやきに負け、ノーマナー行為を行う怪人にされる役)、秋は怪人カーホリックを演じました。子どもたちがマナブンジャーに本当に大きな声で熱い声援を送ってくれるので演技に力が入ります!

『レールウェイフェスティバル』


                                 左が私、カーホリックです


【阪急電鉄で感じたこと】
あくまで私が感じたことです、と前置きしておいて・・・、沢山ありますが、強く感じたのは、
・徹底した効果検証
・企画の戦略性
・人を大切にすること、です。

○徹底した効果検証
すべての事業について、必ずPDCAサイクルをきちんとまわします。行政でもまわしていますが、行政の比ではないくらい厳しく成果から評価と課題を徹底的に洗い出し、改善することでどんどん企画を良いものにしていきます。そういった目線で物事を見る訓練を積み重ねているためか、課題の分析力や対応力がとても高い人たちが多いと感じました。

○企画の戦略性
事業を行うことによって何をしたいのか、ということを徹底的に問われます(当たり前のことなんですが)。戦略性を意識して物事に取り組むことの大切さを学ばせていただきました。

○人を大切にすること
これもまた当たり前なのですが、大事なのに一番忘れがちなことです。阪急電鉄で数日勤務したころからよく見かけたのが、「困ったときはお互い様」といいながらみんなが助け合っている姿です。チームだけではなく部内の他のチームからも手伝いにきてくれたり、手伝いに行ったり。そのことがすごく新鮮でした。
また、取り組むメンバー全員で問題を共有して戦略を立てることが多く、自分もメンバーの一人なんだという役割と責任を自覚します。そのため、企画、運営と事業を実施する中でやりがいや達成感をとても強く感じました。
部長が年度初めの挨拶で「隣が何をしているのかわからない、という風になってはいけない。部のみんなでがんばっていこう」とお話されていましたが、そのことの大切さを理解し、実践していて、素晴らしいと思いました。みんながお互いの人間関係を大事にして積極的に情報提供、連携して物事に取り組むことの大切さを学ばせていただきました。


最後に、【1年を振り返って】
派遣期間も残り1カ月となりました。異なる風土や新しい分野への挑戦ということで、戸惑うことばかりでしたが、周りのみなさんに支えられてなんとか乗り越えてこられました。
また、行政と連携した事業を行うことが多かった私は、箕面市役所をはじめ、沿線各行政のかたにも多くのことを学ばせていただきました。
市役所に復帰したあともこの貴重な経験を生かし、箕面市に還元できるよう励んでいきたいと考えています。


                      都市
交通計画部企画推進チームのみなさんと

 

 <第2弾もお楽しみに!こうご期待!


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