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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

節分

2023年02月03日 | 日記
今日、節分。公園の桜は、ダンゴ木に餅をつけたようになった。今朝の気温も低く、道は凍てついている。だが、陽射しはあたたかく、春を思わせる。かって節分には、豆を蒔き、門口にイワシをつけて悪鬼を払う風習があった。妻との二人暮らしになってから、こんな風習も沙汰やみになっている。わが家では、今夜、恵方巻。近年コンビニがコマーシャリズムで流行らせた縁起担ぎの風習だ。但し、コンビニに高価な恵方巻の予約はしない。ご飯を炊いて、チラシ寿司のもとを混ぜたて作る海苔巻きだ。この季節になると、チラシ寿司の味が、不思議に恋しくなる。

節分の夜の更け鬼気も収まりぬ 相生垣瓜人

森鴎外の『追儺』に、鬼やらいの風習はローマでも行われていたことが書いてある。

「ローマ人は死霊をlumurと言って、それを追い退ける祭りを5月頃、真夜なかにした。その式に黒豆を背後に投げることがあった。我国の豆打ちも初めは背後へ打ったのだが、後に前に打つことになったそうだ。」(森鴎外「追儺」)

節分は本来、季節の分け目だ。立春、立夏、立秋、立冬、そのいずれの前日が節分であった。立春は一年の始まり。年を分け、季節も分ける春分の前日が一般に節分と呼ばれるようになった。一年の計は、この日に立てるのもあながちおかしいことではない。

スロージョギングというのがある。身体を動かすことは今年も当然行わなければならない課題だが、いままで遠ざけていたジョギングを取り入れたい。時速8㌔、ニコニコ笑って話しながら走れる速度。ウォーキングのようにカカトで着地しりのでなく、足の指の付け根で着地。ジャンプするときの要領だ。今年は、この古くて新しいスロージョギングに挑戦する。
コメント (2)
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