昨夜、この地方を通過した寒冷前線が、公園の冬木に花を咲かせた。寒くて素手でカメラを操作するが、凍えそうな気がする。灰を蒔いた花咲か爺さんの役目を、冬の季節風が果たしてくれている。朝開く、『日めくり四季のうた』で今日選ばれているのは
詩を吹いて冬木に言葉咲かせんか 上田五千石
上田五千石は、自分の詩を唱えて、冬木に言葉の花を咲かせたいと願った。節分の前日、春の期待がふくらんでいる。霧氷の花と、言葉の花。現象は違っているが、春を待つ心は共通している。
春を待つのと同じように待たれるのは、ひ孫の来形である。春分の日に、来形が決まり旅行支援の旅館の予約も完了した。その日まであと44日。ひ孫はどんな成長を見せているか、楽しみばかりが先行する。子どもの脳は柔軟だ。この世で生きるための術をいち早く身につけなければならない。言葉も身体を動かすことも、一日で驚くほど多くのことを身につけていく。あとひと月ちょっとでその姿をこの目で見ることができる。
昨夜の睡眠。夜間の睡眠8時間。深い睡眠3時間、浅い睡眠3時間半、レム睡眠1時間半。睡眠の指数83点。熟睡55点(これのみ不足)。朝起きが快適である。睡眠は人生の土台。(『睡眠メソッド100』三橋美穂)私が一番効果を感じる運動は、階段昇降だ。これを30分以上続けると、その夜の睡眠は間違いなく深くなる。子どもの頃の通学、遠足の疲れで、睡眠をむさぼったことが脳の深い記憶に刻み込まれている。