梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

貧困家庭と児童虐待

2017-08-18 10:47:02 | 雑記
児童虐待死で昨年度は250人以上が亡くなっていたと言うニュースが有った、
殆どが「親等による」そうだが親が自らの子を虐待し、育児を放棄し死に至らしめると言うのは私の感覚では全く想像がつかない、
私以外の殆どの人達、国を問わず老若男女の殆どの人々も理解出来ないだろうと思うしそう思いたい、
どんな動物でも生まれて自立するまでは自らの命を削っても育て上げる様になっている、
確かに動物園で生まれ、親の替りに人間が育てた動物は生んだ子供の面倒を見ないと言うケースも有るらしいがそれでも「稀にある」ケースだと言う、
今育児を放棄し、虐待する親達は幼児期をそういう風に育ったとは思えない、更に言えば夫婦で虐待するとしたら両親共そんな育ちをしたと言う事は天文学的な割合になるだろう、
幼児期に両親の愛情が感じられなかったなら反面教師として更に細やかな愛情を注ぐのではないかと言うのは希望的なのか、
貧困で食事もまともに取れないと言う親子で「お父さんとお母さんはさっき食べたから」と子供に食事を与えると言う話は読んだり聞いたりする、
物語小説の世界だとしてもそれをさもあらんと納得するのが普通の人間だろうと思うが現代は逆の話が漏れ聞こえてくる上に増え続けている、
確かに「犬が人間にかみついてもニュースにはならないが人間が犬にかみついたらニュースになる」と言うがそれでも日本人社会の未来に嫌な臭いがする、
虐待家庭ではないが一生懸命育てている家庭でも三食がまともに取れず学校給食が無くなる夏休みに子供が栄養不良に陥ると言う家庭が増えていると言う、
公的私的を問わずその子達の為に子供食堂と言う運動が各所で起きているがこれは緊急避難でしか無く根本的な解決とは言えない、
一つは社会の経済格差と小泉政権の頃から台頭した「自己責任」論で安倍政権になってからは「公助より先に自助を」と言う弱者切り捨ての風潮だろう、
そしてもう一つはこの層の殆どをなしている「シングルマザー」と言う環境だろう、
横文字で見ると柔らかだが要は「寡婦」である、寡婦が悪いと言う事ではなく結婚と出産と言う事に対して安易に考えていると言う事に危惧するのである、
そして子供は男女揃わなければ出来ないのにその負担が女性に負わされていると言う事実だ、
養育は血族的両親に平等にあるが離婚して子供を引き取っても養育費を支払われている事は殆ど無いのが実情だ、
法的な手続きをとれば養育費は給料差し押さえも可能な手続きが取れる、
払い済み金利の返還と言う法律事務所の宣伝が多いがこの方向に無料で相談に乗って継続期に養育期間を代行して貰えばたとえ管理費として何パーセントかとられてもシングルマザーとしてはかなり助かるのではないだろうか、
何れにしても勢いで子供を作るのは自粛すべきだろう、繁殖期が通年だと言う動物は人間位だ、人である自尊心は保ちたいものだ

花札・麻雀

2017-08-16 11:21:51 | 昭和の頃
団地にある大きな木の先端が伸びてきた、雨に打たれ風に揺れている、
雨雲を背景に枝垂れたシルエットが何かに似ている、花札の萩のカス札に似ているのだ、
確かこれに似たカス札が有ったなと考えている、そうだ確か藤のカス札が色違いで同じ様な絵だった、
花札は12種類、珈琲を入れながら思い出そうとしたが中々思い出さない、後で調べるとして思い出せる奴を並べてみる、
1月は松、2月は梅、3月は桜か?4月が藤、5月は菖蒲、6月は雨、7月が思い出せない、9月は菊、10月は紅葉、
あと残っているのが萩と牡丹と桐か、とすると11月は萩、12月が牡丹か、とすると桐は7月か、8月分が出て来ない、
子供の頃親と遊んだのが花札と言うのも何なんだが、トランプよりこっちが多かった気がする、聞いたら女房殿もそうだったらしいがあまり二人とも一般的ではないのか、それとも時代なのか、
しかし親子で座布団を挟んでオイチョカブだの猪鹿蝶だの、コイコイだのとはあまり褒められた図でもない、
しかし日立製作所の寮に入ったら結構みんな知っている、娯楽室で小銭をかけてやっていたが無論会社としては禁止である、
カードでも幾つか遊んだが基本的には賭け事系の遊びである、それはそうだ、むさい男が集まってババ抜きでもあるまい、
カブとドボンが定番で時々ポーカーもやったが少なかった、
麻雀は取りあえず公認で将棋と麻雀牌は備えてあり雀卓は炬燵板の裏が大抵卓台になっていた、こっちは結構ゲーム性が高いのでぶっとうしで2日間なんてことも結構あった、
何しろ食堂と風呂が付いている寮なんで起きて朝飯を食べると早速取り掛かり昼を食べさらに続け、夕飯を食べると風呂に入って又囲む、
大抵2抜けでやるんでその間に寝るのだが勝ち続けたり負け続けると結構きついがそれでも飽きなかった、
大勢いるとその脇で抜け番待ちで花札をやるのだが負けるときは必ず両方負ける、
清算は給料日なので1ヵ月トータルすると自分は大抵トントンになった、
一度徹夜で夕方まで続いて清算したらプラマイゼロと言う事が有ったがこれが一番疲れた
雀荘と言う処も当時は繁華街で無い処にもあって日立をやめてからはもっぱら雀荘だった、
役満を出すと張り出すと言う雀荘に通っていたが3~4年の間に大抵の役満を上がったが
天和と九蓮宝燈が無かったかな、
雀友に鈴木氏と言うドライバーが居たのだが彼が国士無双を4~5巡目に完成させたのだが雀頭を切ってオープンリーチを掛けた、此処のルールは13面待ちでつもり上がりは倍役満である、当然フリテンだがオープンに振り込む場合は責任払いで且つ倍である、
結局彼はつもり上がるのだが流石に大不評で「お前とは打たない!」と言われたが倍の部分は放棄して「やってみたかった」と言っておさまったが、「やってみたかった」のはわかる気がするな、
最近は全くやる相手がいない、が老人会のボケ防止麻雀会に行くのもなんかねえ
花札正解
1月松・2月梅・3月桜・4月藤・5月菖蒲・6月牡丹・7月萩・8月芒・9月菊
10月紅葉・11月柳・12月桐
半分以上間違えている、柳を「雨」と言っていたのでてっきり梅雨時かと思ったが小野道風と蛙はまさか11月とはね

名前からの連想で雑感

2017-08-15 10:10:58 | 雑記
サントリーが出しているボトルのお茶に「伊右衛門」と言うのが有る、相変わらずお茶は「お~い、お茶」が寡占市場らしいが「伊右衛門」もそこそこ売れているらしい、
しかしこの名前を聞くとどうしても「四谷怪談」を思い出すのは私だけか?
お岩さんを薬殺しその幽霊に怯えて狂死する敵役の名前が確か「田宮伊右衛門」と言う名前だった、
四谷怪談と言うのでJRの四ツ谷駅を考えるのだが実際の四谷は雑司ヶ谷四谷町と言う処である、巣鴨のとげぬき地蔵商店街を通り過ぎて都電の線路を超えたところにある妙光寺と言う寺にお岩さんおお墓が有る、
鶴屋南北の芝居が大当たりしたがその後上演するにはお岩稲荷にお参りしないと祟りが有ると言われるがこの妙光寺に来ているのかはわからない、調べてみたらこっちは伊右衛門の後添えの墓らしい、
此方は商品名だがドラマや漫画小説の類には随分この手の名前がついている、前にも愚痴ったことがあるがクリエイターと言うのならもう少しプライドと言うものが有ってもいいのではないのかと思う、
無論「パロディ」や明らかに別の解釈とか皮肉とか言うのならまだしも唯々似通った名前、と言うより全く同じ名前の作品を作る、又それが売れるのだから最初からオリジナルの名前ならそれなりの評価されるのだろうが悔しいとか残念だと言う感覚が無いのだろうか、
「全く知りませんでした」と言うならそれはそれで情けないだろう、
「家なき子」はフランスの児童文学だし今売れている漫画アニメの「君の名は!」は知っているんだろう後ろに“!”を置いている、だとしたら作家のプライドは何なんだろう、
とてもインスパイアされた作品でもパロディでもなさそうだ、
ゲームの戦国ものも殆どが長髪で描き方は「北斗の拳」様である、まあ売れればいいのだろうがほとんどむちゃくちゃで子供の歴史認識がどうなるか不安になる、まあ高校生クラスが多いらしいのでそこまで馬鹿ではあるまいが、
ついでに文句を言わせてもらうとなんでNHKの歴史大河ドラマと言うのは何時もああなってしまうんだろう、これは家族で見ているのだからもう少し罪が深い気もする、
もう相当昔太閤記をやった時に秀吉の正妻である寧々の事をずっと「おね」と言っていたらしい、確かに「おねね」と秀吉が行って居たかもしれないがあくまで「寧々」のおをつけての言い方だ、手紙が何通も残っているが全て「寧々参る」の筈だ
今の「女城主直虎」も主人公のヘアスタイルがどうにもならない、当時の髪は男は月代を剃りあげて女性は結髪である、と言うより前髪は成人前の印であり男は元服、女の子は裳着と言いってこの時点から男女とも前髪を上げる、この風習は明治にも残っていたのだろう、藤村の初恋と言う詩に「未だ上げそめし前髪の、」と言う詩で彼女が未だ未成年だと言いう事を表現している、
有髪でも僧形であればそれで違和感はないが全く時代考証が出来ていないか視聴者を舐めているのか、NHKは嫌いではないのだがどうしてもこの大河ドラマと朝ドラは肌に合わなない

紹興酒と波止場の酒場

2017-08-13 13:07:49 | お酒

古谷三敏氏の漫画に「レモンハート」と言う蘊蓄漫画が有る、随分長く連載していたが今ではやっていないと思う、どこかの波止場の様な煉瓦造りの街にある古い倉庫の様な人気のない店で厳つい顔と短躯のマスターが一人でやっている、
店の前に街燈がひとつ、カウンターにいつも座っている常連は職業不詳の眼鏡さん、夜でもサングラスをしたままで且つ何時もソフトを被っている無口なお客、フリップマーローの様な見かけだが優しい男である、そしてもう一人まっちゃんと言う常連客はウィスキーのウーロン割がメインでこの二人が狂言廻しよろしく色んな物語が進む、
色んな酒が出てくるのだがその中で初めて「紹興酒」と言う酒を知った、漫画の中では「女の子が生まれれるとその年の糯米で酒を造り甕に入れて庭の隅に埋めて置き彼女が結婚する時に皆に振舞う」と言っていた気がするがとても美味そうに思えて早速買って来た、
しかし、最初飲んだ時は薬臭くてとても飲めたものでは無い、女房も一口飲んで「お父さんに全部上げる」と手を出さない、しかしせっかく買った酒だしマスターもまっちゃんも「美味い」と言うんだからと飲み続けたら瓶が空になるころにはこれが本当に美味しく感じてきた、
翌日から晩酌がこれに替わると女房も「なんか随分うまそうに飲んでいるのが気になって」一緒に飲み始めたらやはりその日のうちに「美味いじゃん」と言う事になった、
その時に初めて買った紹興酒がこれ、塔牌と書かれているがローマ字でパコダと書いてある、確か有名なメーカーが扱っているがあの頃は輸入物だった気がする、義理の兄(女房の兄)が仕事上で壺に入った「高級な紹興酒を貰ったがとても飲めなかった、お前なら何でも飲むから持って来た」と失礼な事を言いながらおいていったがおおきにおっしゃる通り私はなんでも飲んでみる、
飲んでみたらこれは確かに美味い、何といわれようとおいしい酒は多いほどいい、美味いものを飲んだり食ったりするのは実に幸せな気分になる、世の中の偏食家に比べれば我々はそれだけ幸せの幅が広い訳だ、「安上がりな幸せで良かったね」と言う皮肉は(そいつはお気の毒)と喜んで楽しませていただいております、
しかし、弱くなったな、体調のせいかもしれないが昨夜焼鳥屋に行ったが生ビールをジョッキにいっぱいと芋焼酎をロックで一杯飲んだだけで眠くなってしまった、安上がりにはなっても楽しむ体力が減って来るのは口惜しい気がする

最近買い込んだ酒

2017-08-12 11:52:41 | お酒

同じ酒を飲み続けるのが苦手な酒飲み、量を飲むのは過ぎて毎晩ビールの後色んな酒をちびちびやる、ストックが無くなったので酒売り場を見ていたらちょっと綺麗なラベルのボトルが有った、
ジムビームは結構好きなバーボンで最近何処か日本のメーカーが買収したと思ったが、バーボンのコーン香が好きでジャックダニエルよりは好きな方だがもしかしたらカルバドスなんかに近い味ならと買ってみたが、これが大外れ、もっともこう言うのが良いと言う人も当然いるから”私にとっては”だが、
香りはコーンの香りと林檎の香りが混ざりこんだいい香りなんだがとにかく甘い、林檎の酸味は全くなく甘みだけが強烈に残る、しかも38度である、これは悪酔いするどころか私にとってはとても酔うほど飲めない、
炭酸で割ってみたが更に甘みが引き立つ、水も同じ様なものだが未だ飲めるがリンゴジュースの薄いやつにアルコールが少しと言う処まで割らないと甘みが消せない、1:3程度に割ったので度数は恐らく8%程度だろうが、パンチとも違うし、取り敢えずお蔵入りだな

このワインは安い、是で税金が下がったら「お~い、お茶」より安い、がソービニヨンが好きでテーブルワインに使えるかと思って買ったのだが結構いける、私の舌は金額も考慮している様だ、
しかしこの間は間違えて同じメーカーの白を買ってしまった、商品の棚がかなり低い位置にあるうえに棚の後ろが真っ黒だったので屈んで取ってしまったのだがこれは少々とがった感じで私には合わなかった、したがってこれも取りあえずお蔵入り

ラム酒は結構好きでダークラムのマイヤーズは黒砂糖の甘みが残っていて好きだったのだがこの頃はあの黒砂糖味が見当たらない、是をプレーンソーダかクラブソーダで割って飲んでいたが段々割合が濃くなってきて最後はショットで飲むのだがなんだか最近はこれもきつい、最近はバカルディのゴールドかロンリコの方が多くなってきた、久しぶりに買ったが拠って此れもお蔵入り

これは一応フランス産のブランディでクラスはXOである、但し着色にカラメル合成が入っているので甘みが強い、しかし林檎バーボンよりずっといい、是を前項のミディアムボディで割って飲んでいたが
又少々浮気性が出て色んなものを飼ってみたがほゞ全滅だった、これらを片付けてからでないと棚の中があかない、仕方ない少しづつ片付けるか