梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

強い国?喧嘩が?

2014-10-10 16:16:56 | 雑記

北海道大学生がテロ組織「イスラム国」に参加する為にシリアに渡航しようとした事件が起きた、古書店にシリアでの求人広告が貼られていて申し込んだら関係者が渡航費用を貸したと言う、随分きな臭い話だ、 日本の古本屋に中東の過激テロ組織が求人広告を出すと言う事もそれに応募した事も本当に変な話だが何故それが事前に知られたのだろうか?

恐らく此れは公安案件だろうがかなり意図的な構図を感じるのは自分だけだろうか
此れを理由に治安維持法の復活を臭わせる現政権の意図が見え隠れする、現政権の政策に反対しデモをする団体を「テロ」で有ると決めつける政治家に強行する理由を与える犯罪(と言えるか問題だが)の発生だがどうして渡航前にキャッチしその詳細まであれほど速やかに解ったのか、「銃を持って人を殺す事もあるだろうと思った」と言う、しかしその事を近しい人に話すだろうか?「良いアルバイトが有ったからシリアに行く、どうもテロ組織の募集の様だ」などと廻りに吹聴する話ではないだろう、「そこには何らかの思想的な意思が有ったのではないか」と言う方向に政府見解を持って行き「国家と国民を守る為に政治犯を犯しそうな人間、組織は監視下に置かなければならない」と言う様な理論が早晩出てきそうな気がする、しかし思想的な意図が有って「イスラム国」に参加しようと言う人間がそんな話を廻りにする訳もない、

「恐らくそう言う意図を持った集団が有る、犯罪防止の見地から通信を傍受する事は国家安全の為に重要だ」と言う「盗聴法」などが成立し、危険思想団体だと言う事で公安警察に逮捕され、密室で調書を作られて拘留起訴され出て来ても監視下に置かれる、こんな事が直ぐ近くまで来ていそうな気がする、

理由は簡単だ「特定秘密保護法」は「国家にとって(政府にとって)何が重要秘密かは当然秘密」の訳だから「お前が他人に話した事は重要秘密だ」と言われても何の対抗要件も無い、現政府は何を目指しているのだろうか、日本が世界を相手に喧嘩を売った様な政府は永い日本の歴史の中で麻疹に掛った様な時間で有る、歴史的に見ても海外に兵を出したのは持統天皇の時代と老人ボケになった豊臣政権だけだ、秀吉の誇大妄想は従う大名も嫌々ながらで有る事は明らかで案の定大敗し政権自体凋落に向かう、

明治維新の後急激に膨らんだ国力がそれこそ麻疹の様に熱を帯びて日本を三流国家に崩落させた、誇り高き日本国はあの時代ではなくそれまで続いていた日本国だっただろう、無論鎖国制度が世界から大きく遅れさせた事は間違いないがそれは開国して僅か20年足らずで取り戻している、経済力より軍事力で世界と背比べを始めてしまったせいで結局経済力で敗北をする羽目になった、そして焼け跡から30年ほどで日本は今度は経済力で世界に乗り出したのだがそれをまた「軍事力」で世界に力を示そうとし始めている気がする、
アメリカは強かだ、脅したりすかしたりして日本の経済力を削ごうとしている、或いは経済力を軍事力に置き換えて且つアメリカの足下に置こうとしている
今の自民党はその状況になっても日本のトップで居れば満足なんだろうか、占領された自国でも支配者になれば良い目を見続けられると言う事なんだろうな


御岳山噴火とフニフリフニクラと原発

2014-10-06 18:27:14 | 雑記

御岳山が噴火した、戦後最悪の被害者を出した訳だがこの噴火のニュースを知って直ぐに思い浮かんだのは「フニクリ・フリクラ」だった、
「さ~さ皆で火の山に、登ろう、登ろう、登山電車が出来てから誰でも登れる、行こう行こう火の山へ・・・」」と言う歌詞だった、勝手に学校で習う唱歌の様に思っていたが此れはコマーシャルソングだそうだ、
火の山に行ける登山電車と言う物が一体どういう電車なんだろうと随分興味を持っていたのだが今回の噴火で気になって調べてみたら登山電車を作った会社が人気が出ないので作った曲だったらしい、此れを聞いたリヒャルトストラウスと言う作曲家も民謡だと思って自ら作曲した曲の中に挿入してしまい訴えられて敗訴したと言うエピソードが書いてあった、この火山はイタリア半島の中央にあるヴェスビオ山だと言う、我々が歴史で習った「ヴェスヴィオス火山」である、一夜でボンペイを地下に眠らせた大火山だが今は噴火して居ない、しかし1944年3月に噴火しふもとの村を埋没させている、
1880年に麓から噴火口まで登山電車が出来た時のCMソングと言う訳だが活火山の火口まで線路を敷いて極普通に観光客を運んでいると言うのが実に凄い、歌詞を聞いた当時に(本当にそんな電車が有るのだろうか?)と思ったのだが実際に運営している訳だし皆訪れている訳だ、しかし何時か御岳山の様な状況に合わないと言う保証は無い。
火山列島と言われる日本の活火山も幾つもの観光地が有る、伊豆大島の三原山も火口覗きと言う観光もあるし、数十年前に今回に次ぐ被害を出した雲仙も直ぐ近くまで観光道路がある、白根山も火山性亜硫酸ガスが常に出ている場所に自動車道路が通っていて「止まらないでください」と書かれていたりする、
鹿児島市は桜島の噴煙はシンボルだと言う位日本人は火山に慣れてしまっているのだが何時大きく活動するか分からない事を理解して付き合わなければなるまいと思う、地球規模で言えば人間の歴史などはほんの一瞬で大地にすれば一呼吸の様な物だろう、東日本震災にしても長いと言っても数百年のスパンだが地球の年齢は二十万年と言う,
数百年など人間でいえば心臓の鼓動程度の時間だろう、自然の営みに対して人間はもっと謙虚になるべきではないのだろうか、昔から日本人は自然を恐れ敬って共生してきた、八百万の神々はその畏敬の念の表現だろう、行くなと言うのではなく行くからには大地の身動ぎに合う覚悟をして臨む事が必要だ、しかし思い上りから手をつけた物質の根源は神の領域だ、大地の身動きに合えば取り返しのつかない膿を放出する、火山列島に長いスパンで身動ぎもしない大地はないだろう、やはり原発は止めるべきではないだろうか