愛国と言う言葉が有る、恐らく「我が国を愛する」つまり「自国愛」だろう、産まれた国と言うのは人間の立脚する基本、アイディンティティの根本部分を占めているのではなのだろうか、しかし一部の人達に「国旗、国歌は帝国主義の象徴だから」不要だと言う方々が居る、彼等は一体どんなアンディんティティをおもちなんだろうか?外国の人から「あなたはどなたですか?」と問われた時には「私は日本人です」と言わないのだろうか、
そう答えたとしたら「貴方は日本を愛していますか?」と重ねて問われたとしたらどうこたえるのだろうか、仮に「愛していますが国旗は要らない」と答えたとしたら問いかけた人は恐らく混乱するのではないだろうか、「日の丸は戦争を思い出すから」と言うならそれはデザインの話で「国旗が不要」と言う事ではない、
確かに今の政治家達の多くは「愛国心」を戦前の「強国日本」に戻そうとしている様な気配が感じられ事は確かだ、彼らの言う「愛国心」は一体どう言いうものなんだろうか?
「自国愛」は確かに大切だと思う、前述の様な人達がどう言う訳か国の未来を担う子供達に影響の強い職業のグループに多いので将来が不安なのだが、
かと言って安倍総理以下のタカ派自民党議員、石原慎太郎氏や橋下氏の標榜する愛国心は世界の中、特にアジア諸国から警戒され日本と言う国はやはり「危険な国」だと言う評価を持たれてしまうだろう、そうすれば躍起として日本の評価落とそうとしているお隣の国々にいい口実を与えるだけだ、
石原氏、橋本氏の話を見聞きすると「愛国心」は自国以外を敵視する事の様に思えてならない、「日本人で無いから劣っている」あるいは「かの国は元々劣っている人種だ」と公言して憚らないと言う感じすらする、
自国を愛しても他国を憎むと言う事がイコールで有る訳は無い、ヨーロッパで若者を中心に増え始めているネオナチは失業率の上昇から「自分に仕事が無いのは他国の連中が仕事を奪うからだ」と言う処から発生して居ると言う、これはその前提に移民に対する門戸の広さが有る、しかし日本は非常に門戸がせまい、就労ビザを得るのは非常に難しいのだ、
仮にそうだとしても彼等は我々より低い条件で一生懸命働く、同じ条件でなら恐らく雇用側も日本人を使うだろう、それが「ブラック企業」の温床である事も間違いないだろうがだからと言って「奴らが居なければ」と言う理屈はヨーロッパに比べれば通る通りの話ではない、しかし実際にヘイトスピーチを繰り広げ「三国人」と言う様な理の通らない言葉を吐く連中はその様な若者では無い、自らの優越感を確保する為に人種と言う括りでしか出来ないと言う事は実際に自分の能力が無いと言う事を証明する様な物だろう
昔一緒に仕事をした黒人と飲んだ時に「やつらは肌の色が違うだけで差別する」というので「肌の色しか誇れる物が無い愚かな連中は無視すればいい」と話した事があったが国籍でしか自らを高める事が出来ない連中は「恥を知る」と言う言葉をもう一度考えてほしい、武士道を日本人の誇りであると言うなら更に思い返して貰いたい物だ