梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

自動車

2010-05-27 10:22:59 | 日記
18歳になって直ぐ運転免許を取った、実を言うと取ったのが8月だったがこの年の7月から自動二輪と普通自動車が分かれてしまった、実に惜しい事をした。翌年になってH製作所を辞めた、H製作所は大きな重電メーカーで事務方と現場ははっきりと身分に差がある、中卒は現業でも女性以外は取って居ない、最年少は中学卒を自社内の学校で1年間養成する技術養成員で残りは高卒である、事務方は大卒のみ、私の居た部署はレントゲン製作課で約300人、その中の一つの組で60人程居た、構成は技術養成員が3割、高卒が1割、臨時工が3割残りは女子である、組長は技術養成員からずっと勤め上げた定年に10年程残した50代の方、しかし前の年の4月に本社に大学卒で入った人が4月から研修としてやってきた、幹部候補だと言う事が囁かれているらしい、本社で1年ほど経った後幹部研修と言う事でやって来たのだが最初の挨拶から課長までが敬語を使って居る、300人以上を統括するI課長は多分50代前半、この後定年前のご祝儀部長で北海道に移動する、しかし幹部候補生は23歳程度だろう、その候補生が先頭で大名行列よろしく現場を見て廻る、組長などは歯牙にもかけて居ない様子だ、翻って自分と言えば臨時工上がりの職工だ(此処に居ても組長ですら行けない)と思った、同じ思いは何人か居らしい、3人が辞表を出した、私以外は同じ年齢の技術養成員だった、話したわけではないが同じ思いだったのだろう。転職した仕事は配送営業員と言う仕事でなんとこの時点で給料の手取りが3倍に成った、この会社には7年居たが今回は車の話、此処で知り合った同年の奴が自動車整備工だったのだ、2人で車が欲しいなと言っていたら近くの中古車店に何と2万円の車が出た、車検の残りは4ヶ月と少し、ブルーバードの最初のモデルだ、テールが小さな310と言うモデル、1300ccでおそらく55HP程度だったろう、2人で1万づつ出し合って購入するがこの値段である、先ず右には曲がるが左には曲がらない、ハンドルギヤのピニオンが欠けているのだ、その中古車屋は会社の左手に曲がった同じ道の右側にある、つまり買って会社に戻るのに右折を6回繰り返して到着する、彼が車を台に乗り上げてギヤボックスを外し、此れを持って両国の立川と言う所に行ってスクラップ工場をまわり同じ物を買って来た、確か800円だった、此れを入れ替えて何とか走れるようにして先ず最初の2ヶ月を私が、後半の2ヵ月半を彼が使う事にする、丁度年末で此れで田舎に帰ってやろうと言うのが私の計画であった


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