梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

総裁選雑感

2024-09-28 12:00:14 | 雑記
自民党次期総裁は石破氏に落ち着いた
最初の投票は高市議員がトップだったが決選投票で逆転石破議員に落ち着いた
無論それはあくまで自民党の総裁選だが一旦は石破氏が総理大臣になるが恐らく年末には解散総選挙になると言われているので次の衆院選が自民党政権を維持できなければ総理ではない
しかし、未だこんな酷い目にあわされても再選される可能性が非常に高い、
下馬評に「野田氏が立憲総裁になった事で高市氏の目が無くなった」と言うのが有ったが我が意を得たりと言う感が有る
高市氏の言動を見聞きしていると非常に先鋭な強行右傾向がある、
曰く「自衛隊は今の不安定な立場ではなく憲法に明記し、軍隊である体裁を整えなければならない」と言う
「憲法9条に矛盾するのではないか」と言う事については「当然それは改正しなければならない」と明言し、「閣僚が靖国参拝をするのは当然で総理としての参拝も当然の事」と発言している
中国が何かにつけて「過去の占領時の清算が着いていない」として嫌日教育をして内政運営をしている事は周知の事であるがその根拠としている「旧日本帝国時代起こした大戦を指揮した帝国政府軍人がA級戦犯とした政治家と軍人を合祀している事に関して「我が国を貶めた戦争犯罪人を国家元首として参拝するのは敗戦国として許されないと言う抗議が来る事が経済的にも戦略的にも非常な緊張感をもって対応せざるを得ない状況で政権与党として明言したら外交的に不要な緊張を励起する事は間違いない

1945年(昭和20年)7月26日、ポツダム会談での合意に基づいて連合国を構成する国のうち英国、アメリカ、中華民国の3国により、大日本帝国に対して13か条から成る降伏勧告「ポツダム宣言」が発せられた。第10項の中に「我らの俘虜(捕虜)を虐待した者を含む一切の戦争犯罪人に対しては厳重な処罰が加えられるであろう」とある。

閣僚であっても外務大臣でもなく防衛大臣でもない高市氏が声高にこういう発言をするのは確かに向こう受はするだろう、しかしそれはあくまで「ヤジ将軍」としての向こう受でしかなく、他のファンが一緒になってヤジに「そうだ、そうだ」と言っているうちは良いがもしそれが自民党ファンの会会長になると言われたらまともなファンだったら「いや、ちょっとそれはまずいんじゃないか」となるのは当然だろう
経済大国だと言われても此処数年は衰退の一途で有り資源は無く、政府の教育制度蔑ろのせいも相まって人材は枯渇して来ている
加えて国民の経済格差は拡大の一途で内政としは金のない大衆と殆どの資産を手元にしている僅かな実力者を世界的にも、内政評価も、更に少子化による人材不足の生産能力低下も懸念されている状況で外交と内政のバランスをとるのは極めて難しい
要するに勢いが良くて向こう受が良いだけの人物で今後の政権運営は賄えることは難しい
野次馬と応援では本質が違うと言う事が取敢えず自民党議員も支持者も理解している事にほっとした
残念だが恐らく次の選挙で自民党が下野する可能性は期待値をもっても半分だろう、高市総理となって又政権与党となったら傲慢な体質は更に磨きがかかってしまう
それが避けられたのだけは吉とするしかない

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