梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

GPS捜査+共謀罪

2017-02-23 09:36:17 | 雑記
GPS捜査が強制捜査ではなく通常捜査として警察の判断で行われる事に対してプライバシーの侵害に当たると問題になって来た、
警察が特定し未だ犯罪を犯していない状況で「予防」と言う観点からか被疑者(犯罪要件が成立していない時点では被疑者ですらない)の行動をGPSで24時間監視すると言う、
これはやはりおかしいのではないだろうか、前科があると言う事だけでも可能であるだけでなく全く犯歴が無くとも「思想的に監視」が必要だと言う判断でも監視する事が出来ると言う事になる、
これに今大きく問題になっている「共謀罪」を組み合わせれば戦前戦中の特高警察以上の恐ろしい社会が構成される、先日は「福島被災地を視る」と言う9人をレンタカーを借りて割り勘にしたことを「運送事業法違反」白タクに当たるとして逮捕拘留している、これにGPS捜査を組込めば立ち寄った人や場所を監視下に置いてちょっとした事で警察を職場に送り生活の基盤を脅かす可能性が考えられる、
思想犯をターゲットにして運用されればレッドパージの比ではあるまい、新しい技術が20世紀とは違う監視社会を構成する可能性が高い、
日本の司法はアメリカの様に大統領令を無効にする様な独立精神に裏付けれられる様な自尊心を持っていない、司法に委ねてもあまり効果は無いかもしれないが共謀罪成立と裁判所の許可が不要なGPS監視はどうしても阻止しなければならない。
大体「思想犯」と言う用語は基本的にあり得ない、憲法で思想や宗教の自由は保障されている、極右であろうと極左であろうとそれは「極端な云々」と言う状態で何らかの違法行為を犯した時にその行為に対して刑法上の罪を課せられる、損害に関しては民法上の倍書責任が発生すると言う事で集まって「社会主義」に関して討論しようが勉強会をしようが「思想の自由」の範囲だ、
又、「在特会」の連中が何処かに集まって仲間内で「大和民族以外は排斥しろ!」とおだを上げたところで罪にはならない、町に出て在日韓国人に暴言を吐けば初めて罪になる、
ストーカー被害で警察に訴えても「実際に被害が発生しない時点では何もできない」と散々言って来たではないか、だからストーカー法が出来た、
実際に「何かが起きる」事が多くなりしかもそれが殺人にまで発展している、その為に新たに法整備したわけなのに「GPS捜査は未だ犯罪を起こしていないがその恐れがあるので監視する」と言うのは全く矛盾している、
末端の警官は大変な仕事をしている事は重々承知している、問題は警察官僚、いや官僚組織そのものだろう、今の官僚構造は「百害あって一利なし」と言う言葉をじつによく表している