梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

改憲派の言う事は無茶苦茶だ

2016-07-15 09:17:40 | 雑記
全く予想通り保守団体の「日本会議」と言う団体が「(改憲の)絶好のチャンスを迎えた」と早速発言した、その内容は
憲法9条を改正(変更だろう)して自衛隊を国軍にする事、「家族の保護」規定を設ける事、緊急時に憲法を停止する「緊急事態条項」を盛り込む事を柱としているらしい、
安倍総理の改憲には基本的人権の骨子である「個人の自由」に全て但し書きを付けると言」う、此れを付ければ基本的法律が有っても「前項の法は無効にする」事が可能である、しかもその判断は「国(政府)がする」と言うなら法律の意味は全く無い、
憲法は時の政府国家の権限を規制し個人の権限と尊厳を守る為に法の法として策定されている、時の政権が恣意的に効力を停止出来たら憲法の意味は無い、
「憲法の効力を停止する」事が出来る等と言う話は世界的にも聞いた事も無い、改憲以前の問題で一方的に「緊急事態」を発令すれば憲法の制限を外せるなら憲法そのものが無意味になる、日本会議と言う団体が本気でこんな事を言って居るなら暴走老人ならぬ妄想老人だ、
自衛隊を軍隊と言い替える事は現在軍隊を自衛隊と言い替えているとも言える、此れが「9条」に抵触すると言うのは確かに微妙な問題だがどう呼ぼうとも今回の現役自衛官の提訴にある様に「領海や国家が侵された時に最低限の防御行為」と言う意味だとすればある程度致しかた無いとも思う、
永世中立国と言われるスイスでも正規軍は存在するが「国家としては永世的に中立」であり多国間の紛争には関与しないと言う、
名前が自衛隊であろうと軍隊で有ろうとスイスの様に「完全中立」で「国家間の紛争を戦力を持って解決する事を永久に放棄する」と言う事が守られるならと言う存在意義は現役自衛官もそう考えて居るのだからていそしたのだろう、
しかし「集団的自衛権」はアメリカが戦争を始めれば積極的に参加すると言う法律になる様だ、仮に朝鮮半島で南北間戦争が勃発すれば在日米軍より先に自衛隊が参加する事は充分に考えられる、そうなれば日本は戦争の当事国である、航空自衛隊の小松と三沢部隊は北朝鮮に攻撃を開始する事になるし海上自衛隊は日本海から北朝鮮の南方に前線を張るだろう、いみじくも中曽根総理が言った通り日本はアメリカの「不沈空母」でありその戦闘能力はアメリカ太平洋艦隊の比では無い、それも日韓との関係なら解るが恐らく「アメリカの要請により」参戦する事になる、ただでさえ共和党のトランプ候補は「日本は安全にただ乗りして居る」と発言を繰り返し最悪は大統領になる可能性も出て来た、
日米不平等地位協定は更に加重される可能性もある、現政権はそれを食い止めるどころではなさそうだ、経済問題も重要だが時代錯誤の「日本会議と言う妄想老人会」の存在とその言い分をジャーナリズムは国民に大きく報道して貰いたい物だ