梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

生まれつき万民平等は法の下だけでは保たれない

2016-07-07 08:42:30 | 雑記
現在の自由と平等は「法の下の自由と平等」とはかなり乖離している、経済的格差はそのまま自由の格差であり平等の格差でもある事は例を挙げるまでも無いだろう、
命の長さやその苦痛の回避にはそのまま経済力による、それ以前に社会的ステイタスとしてもスキルとしての修学歴も親世代の経済的格差がそのまま不平等として世襲される、この時点ですでに「自由競争社会」では無いのだが為政者の一部の人間は「自由競争は社会の発展に必要」で有ると言う、だが既に貧困と言われる世帯は国民の半数近くに成り優れた能力を持ちながら不遇をかこつ人間は増え続け此れが日本の将来的な国力を減衰させるだろう、牙をもがれた国民どころか吠える事すら去勢され飼いならされていると言う事を自覚しなければ日本さらには90%以上の羊と数パーセントの羊飼いと太りきったが雇い主の国になる、しかしこのままでは羊は飢えて死ぬ、その時羊飼いの仕事はなくなり雇い主も成り立たなくなる事を考えるべきだろう、
羊は肥え太らせてこそ良い羊毛が取れる事位の事も理解出来なくなった結果がシャープで有り東芝で有り三菱自動車だ
国際的競争力が下がるからコストを下げる、コストに占める割合は人件費だから此処を真っ先に下げる、確かに国際競争力には物の価格と言うのは大きなファクターだが物は基本的にその信頼性によって売れ続けると言うのは中国産が中国国内ですら売れない事を見れば一目瞭然だろう、
物の価格はコストの積み上げと利益で決定する、それが価値に見合うかどうかは買う側が選択する、価値をそのままにして価格を下げると言うのは競合相手が価格を下げればさらに下げるしかない、しかし最初に価格ありきでコストを圧縮するのは経営努力かもしれないが日本企業はもう一つの「利益」を下げる事はしない、価格を決定し利益を差し引いて残った予算を下請けに分配する、下請けはぎりぎりまで効率化しその価格を維持しても仕事が少しでも下がれば減った分の人件費は余分なコスト化してしまう、その為には高度の技術が要らない人件を臨時雇いと言う形でフローティングコストとする、こうして不安定な雇用は多くの「貧困層」を形成している、
先ずぎりぎりまで利益を下げてそれからコスト圧縮に掛りそれでも駄目なら技術を売り込む、それが資源の無い日本が戦後奇跡の復興をした原因である事をもう少し今経営者は考えなければならない、
企業は赤字が継続したら倒産するが家計の赤字は継続したら生活が破綻する、国民生活を無視した経済政策アベノミクスなど成功とか失敗とか言うにも値しない、英国のEU離脱に過剰反応し一喜一憂どころか右往左往する様な株があがったから成功などとはお笑い草だ、しかし野党のだらしなさはどうだ、これでも自民票が半数以上だとは、
自民党は参院選運動では改憲を出さないがこれで議席を得たら「信任された」と早々に持ち出すだろう、国民投票になったらそれこそ英国の件もある、そうならない事を祈るしかないか
企業の内部留保と個人資産を再配分するにはやはり「資産課税」が最良な方法だろう、資産5千万以下を非課税にすれば恐らく国民の7割は無税になる、把握が難しいのは今でも同じだ、議員の資産が嘘いつわりが無ければ彼らも無税になる、企業の資産と個人資産の合計に2%程度の課税で現在の国家予算は賄える、所得税も消費税も無くてもだ、それでこそ国内経済は活気を取り戻す、