梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

政府もマスコミも信用出来ない、やはり原発は止るべきだ、

2014-09-03 15:13:48 | 雑記

吉田調書が取りざたされている、その中で吉田所長が「死を覚悟した」と言う処が有った、実際の文書は「此れで東日本は全部駄目になる」と言う物だったらしい、自分の命の話ではないのだ
「内圧が止め処なく上がる、2号機はすでにメルトダウンが始まって居て“燃料は全て抜け落ちた、チェルノブイリどころではないチャイナシンドロームの状態だ”ベント出来なければ炉が爆発する」と覚悟を決めたが「此れで東日本は壊滅する」と思ったそうだ、
専門家である、原子炉は原爆を制御してゆっくりと爆発させている事は当然理解している、
その制御が出来なくなった、広島・長崎より大規模の核爆発が起きる、破壊は福島東半分を襲い放射性廃棄物は首都まで覆いその後は上昇気流に乗って太平洋に広がってゆく、SFでは無い、彼の目の前に現実として迫っていた、しかし奇跡的に蒸気爆発で最悪の事態は回避したがやはり結果は惨憺たるものだった、
しかし、東電も政府も再開すると言う、次は無い、「最悪の事態は避けた、此れを教訓に今後は大丈夫だ」と言う理論は全く通らない「今後は大丈夫」なら「今回は大丈夫でなかったが」と言う論旨になる、じゃあ今までは「大丈夫では無い事」を認識していたのか、「こんな津波が来る事は想定して居なかった」とい言うなら今回より大きな地震や津波が起きないと言う根拠はなんだ、
過去の記録は今回の地震を示していたがあえて眼を瞑ったのか、それとも過去最大の地震は今後来ないと言う確信でもあったのか、更に今後は今回の地震・津波以上は絶対に来ないと言う根拠は何処にある、「原発以外では電力コストが大きく上がる」と言うのが電力と政府の論旨だが国民(世界的にも)が廃止だと言う根拠はこの大きな被害、生命の話である、それに正面から答えていないでコストの話をする、しかもそのコストは直接経費のみの話で地域に支払う補助金や廃炉積立金、廃棄処理の金額を入れていないで嘘で固めた物だ、此れを入れれば明らかに高額である、そうすれば「原子力委員会」などいらない話である
なぜそんなにまでして「原子力発電所」を維持したいのか、エネルギーの長期戦略は確かに立てやすいかも知れないがこのコストを研究に廻していればとっくに新エネルギー体制になっていたと思わないか、太陽熱で海水を分解し水素発電にと言うサイクルは太陽が有る限り無限であり安全かつクリーンだ、エネルギー電池が脚光を浴び始めて僅か数年で大きく進化している、バイオマスも民間でかなりの効率化が進んでいる、日本の企業は目先の利益とアメリカ式のファンド系列にしか眼が行かない、それこそ国が先導して新しいエネルギーに投資するべきだろう、資源を持たない日本は此方に総力を注ぐべきだと思う、今更ながら「米一俵」の精神を最先端に見向けて貰いたい物だ