梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

義兄が亡くなった

2014-09-18 18:49:13 | 雑記

6日の土曜日に義兄が亡くなった、正確に言うと5日の夜8時過ぎに息を引き取ったらしい、3月に先に無くなった義姉の3回忌をすませて半年目だった、子供達が各々家を持って出て言ったので義姉が亡くなってからマンションで一人住まいだった、毎朝息子が家に顔を出すのだがその日の朝布団の中で冷たくなっていたそうだ、
「眼鏡を枕元に置いて布団も乱れず本当に眠る様に死んでいた」そうだ、看取る人がいない場合はいったん警察に運ばれて検視するがご遺体は当日返って来て「前日の8時過ぎにはお亡くなりになっていたようです」と告げられた、
78歳だったが義姉が亡くなってから本当に気落ちしていたので皆心配していたのだが、妻は心配して月に1~2度食事を持って顔を出していたのだが8月31日に行ったのが最後になった、
よく、「先に女房が逝ってしまうと男はからっきし駄目だ」と言われるが兄弟や友人が次々と他界するとやはり現実味を帯びて来る、我が女房は末っ子で今迄一人暮らしをした事が無い、常日頃から言われていたが最近はとみに言うようになったのが「絶対自分が先に逝く」と言う事だ、たしかに見ていると自分が先に逝ったらその落ち込みは相当の物になる事は想像に難くない、子供達も「お父さんは一人でも大丈夫だかお母さんが残ったら本当に大変だからお父さんは絶対に先に死んでは駄目」と言われている。
「俺が平気だと言うのは違う、俺だってお母さんが亡くなったら相当辛いぞ」と言うのだが女房も息子も娘も「お父さんは大丈夫」と言う、
私は物心が付いた頃から殆ど一人で生きて来たに近い、36歳で女房と暮らし始めるまで殆ど一人の人生だったので家族生活と言う物がなんとなく下手だった様だ、それが子供達に「お父さんは一人でも大丈夫」と言う評価になったのだろう、しかし女房子供に義母と生活をし孫も出来ずっと女房が一緒に居る生活がすでに30年を越える、
ふと想像すると相当寂しいんじゃないかと思う、11歳の時に母親が亡くなったが今考えるとそれが寂しいと言う感情に結び付いていないのだ、その前から母親は入退院を繰り返していたので居なくなってもそれ程の違和感がで無かったせいもあるかもlしれない、若しかしたら「寂しい」と言う感情を持つのは初めてかもしれない。

しかし今回は義兄の落ち込みが生々しく身に浸みて来る、(まだまだ先だ)と思うがつい最近まではそんなことすら考えもしなかった、

残る側は辛いだろう、だったら女房にそんなつらい思いをさせるなら自分が替って残るに越した事はない、しかし孫子と一緒に暮らす気にはならない、女房に「お前が死んだら骨壺を持って軽四輪のキャンピングカーで日本中を廻って見るか」と言ったら「生きている間は軽のキャンピングカーなんか冗談じゃないけど、骨になったらいいか」と言う返事だった、しかし旅の途中で野たれ死んだら子供は更に迷惑かも知れないな、

つい最近墓の話をしたばかり、そんな歳になったのかも知らないな、まあそんなにしょっちゅう考えているわけではない、まだまだ平均年齢位までは頑張ろうか