札幌事件の顛末は

札幌でカセットガスボンベを使った爆弾事件が連続して発生し、防犯カメラの映像から５２歳の女性が任意で事情を聞かれていると言うが本人はずっと否定していると言う、
このニュースを聞いてどうも違和感を覚えているのとつい最近再審が決まった袴田事件を思い出す、容疑者否認で起訴、証拠が次々出るが殆どが警察の捏造だった
家宅捜索で予告に使われたと似通ったゴム印が押収されたと言う記事が出て来たという、これも（本当に出て来たのか？だれか持ち込んだんじゃないか？）と疑いたくなる、
無論、警察の見込み通りと言う事が殆どだろうが宇都宮事件、袴田事件、村木事務官の事件などを見聞きするとどうしてもその疑念が去らない、
取り調べの可視化、弁護士の立会を頑強に拒否し続ける理由が「容疑者が真実を言わなくなる」と言うだけではとても納得ゆく話ではない、
袴田事件の証拠が捏造されたと認定されたと言うが此れが確定したらこの証拠捏造をした、或いは指揮し、その事実を知りながら採用した裁判官は何の罪にも問われないと言うのは如何にもおかしいだろう、これが一般人が真犯人ではないと言う事を確信したうえで告訴したら「誣告罪」だろう、証拠まで捏造して起訴したとすれば悪質な偽証にもなる、
わざわざ無い物を作って現場に置いて他の警官に見つけてみせるとなればこの時点で行った刑事或いは検事は「犯人ではないかもしれない」とい言う認識は有ったのではないか、
その認識が有って彼を犯人だと起訴すれば当然「誣告」になるだろう、多分彼らは「絶対に彼が犯人だと確信していたがどうしても証拠が見当たらない、証拠を突きつけて追い詰めれば自白する」とでも言うのだろう、この時点では犯人だと言う確信が有ったから「誣告罪には当たらない」とでも言うのではないか、
しかし証拠が見当たらない、本人は否定している、その時点のアリバイもある、だが「犯人だと確信しているから」目撃者を作る、これは密室で容疑者一人に複数の警官が警察の中で連日責め立てると言う前時代的な取り調べだと言う事が疑いを持たれただけで拘置された人達から随分出ている、「そんなことはあり得ない」と言うなら「録画か録音をしろ」と言うのだがそれは拒否する、これで信用しろと言うのは無理が有るだろう、
札幌事件はそれとは別にどうも犯罪と犯人像がしっくりとこないのだ、世の中に疎外感が有ってと言うには年齢も女性と言う部分も違和感が有る、
又カセットボンベを時限で発火させると言う手口もかなり知識が有る様に思われるし被害を大きくするのに釘や金属を入れてと言うのは過激派の時代に盛んに作られた物だが当時はカセットガスボンベではなく圧力釜を使って火薬は自作か花火の火薬を集めた物がほとんどだ、確かにカセットボンベは周囲の環境で爆発する事故は有るのだが此れを確実に時間をおいて発生させると言うのは有る程度の知識が有る人間の様な気がする、
火災を置きさせる、車を燃やす、と言うならもっと別の方法の方が楽だし、爆発で世間が騒ぐのが面白いと言う愉快犯と言う年齢でもないし、世に拗ねて犯行を起こす浮浪者も大抵は捨て鉢の男性だ、もっともホームレスはそんな金が有ったら飯と酒になるが、
そこまで警察に恨みが有ると言うなら容疑者が確定された時点で何らかの情報があるだろう、どうもしっくりしない