エレベーターを途中で止めて
思い直せと 詰め寄ったけど
君は答えず 腕すり抜けて
25階を下りてった
泣かないだけでも よかったよ
最後に微笑った 横顔が
少し気持ちを楽にした
ほめろよ ほめろ
それを男の 自慢にしようじゃないか
ディナーの予約 キャンセルかけて
ひとりラウンジ かさねるダブル
酔ってしまえば しょっぱい潮風(かぜ)が
別離(わかれ)模様を消すだろう
クルマを拾って 帰ったか
追いかけられない 引き際は
たぶん卑怯と言うだろう
ほめろよ ほめろ
それが女の 勝利のパターンなんだから
よもやま:今さら言うまでもない、夏が似合う歌手 杉山清貴サンが
30周年ということで書いてみたくなった。
夏もの、海ものは彼の独壇場なので正面きってのそれははずした。
テーマは大人の別離、モチーフは海辺のリゾートホテル。
別れをけなすんじゃなく、ほめるという逆手が
ありそうで無さそうな非現実の心地良さ・・・
それにしても清貴サンも7月がくると54歳。
すっかりオジさんになってしまった・・・