寄らば大樹の 陰ならば
私はなんと 幸せ者か
師匠(あなた)が居ると 居ないでは
世間の明かりが ちがうのを
この道 往くほど 思い知る
ぶれず迷わず 抱いた夢
叶った春を 忘れはしない
なんどもつねる ほっぺたに
つたわる泪を 拭きもせず
死んでも耐えると 決めた朝
雨のつぶてに 打たれても
日差しに目眩 襲われようと
あなたの強い 生きざまに
比べる愚かさ ふがいなさ
真心(こころ)は真実(こころ)で 返したい
ひとこと:北島ファミリーでは今や大番頭格に
成長した北山たけしサン。2004年のメジャー
デビューから13年目の彼は今日が誕生日。
このブログではこれまでに「命惚れ」
「梅太郎しぐれ」「休暇の駅」「演歌町」
「おんなの駅舎」「南海一番星」「つるばら」と
6年間で7篇を書き下ろしています。股旅・旅情・
酒場・自叙もの と師匠、北島三郎氏同様、歌の
キャパを拡げる意味でいろいろな書き下ろ詞に
挑戦してきた。今回はちょっと特異な視点で、
この詞だけ読むと師匠=北島>北山だろうが世間に
はどんな職業、技、分野での師弟関係は存在する。
それらを大局的に捉えて重ね合わせると合点がいく
内容にフィットし得ると思い書き下ろした。
――こころはこころで返したい―― ここが肝!
とにもかくにもヒットを出して出場が途絶えている
紅白にカムバックしないと・・・!
蛇足だが今朝のTVで彼の首すじの鳥肌鮫肌ふうの
荒れ?と、前髪で隠しているが額の異様な汗が
やたら気になった。