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加川明「涙のほとり」★あの歌手にこの詞(うた)を!11月の特集《歌手生活*周年》の歌手 第6弾

2018年11月06日 | 11月 書き下ろ詞 特集【歌手生活*周年】
11月帯
晩秋の行楽やグルメを堪能しながら日々を楽しんでいますか?
今月は《歌手生活*周年》 特集がスタートです! 
さてどんな歌手が登場しますやら
今日もひととき Myブログ&FACEBOOK で楽しんでください。
11月男歌手
「○周年」の数え方は「満」でも「かぞえ」でも誤りではないようです
Myブログのコンセプト《Virtual書き下ろ詞》でリストアップはしたけど
該当する歌手はほかにも多いだけに、選んだ一人ひとりに心をこめて
image、novel、feeling、storyふう、さまざまに書き下ろしていきます。
今日、想定した歌手は 加川明 さん。出身地は東京・江戸川区 
1979年3月 東芝レコードから《川崎公明》名義で
「ひとりにしてくれ」で歌手デビュー。
歌手生活40周年です!
6新 6 6D

涙のほとり

風よ この涙 天高く 吸いあげておくれ
俺だけが 幸せになるのは 許されないから

もう 何を望んでも あの頃は戻らない
浮かべた 笑顔の裏側 見抜く人もいるだろう

 もう少し 肩の力抜いて 生きてゆけたら
 またべつの人生が あったことだろう
 風に 吹かれているときだけが
 塵も埃(ほこり)も 錆びも垢(あか)
 俺の体から そげ落ちてゆく

涙の辺(ほと)り あてもなく 歩き
涙の辺(ほと)り ひとりきり 見つめる
空

草よ この涙 地中(つち)深く 吸いとっておくれ
おなじ夢 見続けてゆくのは 耐えられないから

ふと 過去を振り返る 今はまだ したくない
出会いと 別れをかさねて 人は生きる宿命(さだめ)でも

 この先に どんなことがあるか わからなくとも
 悔いのない人生を 送れたらいいさ
 草は 踏まれて また根をのばす
 朝な夕なに 今日も明日も
 俺も俺なりに この道をゆく

涙の辺(ほと)り あてもなく 歩き
涙の辺(ほと)り ひとりきり 見つめる


ひとこと①:多くの歌手を輩出したTV番組「スター誕生」が
彼の原点なのは知る人ぞ知る。そのイメージを残しつつ
ますます前進してほしい。
ひとこと②:何度も放映されている洋画だが意外と心打たれた
『ニューイヤーズ・イブ』はニューヨークを舞台に8組の
男女の運命を描き出す恋愛群像ドラマだが
その中で、死期の迫った孤独で頑固な老人を演じていた
ロバート・デ・ニーロが印象に残っていたので、その一場面をモチーフに
この詞を書いた。
N1 N3 デニーロ N2
とはいえ、人生の終わりを歌うものではなく、涙を共有しながらも
命あるかぎり生きてゆくという男を、グローバルでポジティブに
捉えていただきたい。蛇足ながらこの映画に出ていたボン・ジョヴィ
その楽曲はたいそう良かった。

●加川明さんを想定したこれまでの書き下ろ詞 「おとこ川」
●出身地にちなんだ《お持たせ人気グルメorスイーツ》
ル・ラピュタの「大人のチーズケーキ」
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 (画像をお借りしました)



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