いとしこいし
惚れてますねん 好きやねん
平成心中 いとやせん
それでも死んだら この恋わやや
あんじょう侭すが 浪花のおんな
きっちり分ってくれはりますか
いとしこいしの ねぇあんた
なにもいらへん ぜいたくや
朝から晩まで 一緒やもん
小さいながらも ふたりの店や
包丁一本 浪花で勝負
しっかりきばって精出しまひょか
いとしこいしの ねぇあんた
呑んでかまへん 酔いなはれ
注されつ注しつも ええやんか
今どき苦労が なんぼのもんや
しぶとく生きるが 浪花の信条
にっこり笑って添いとげますえ
いとしこいしの ねぇあんた
ひとこと:「市川昭介」先生の前でも
美伽サンはいつも、屈託のない笑顔と話しぶりで
はるみサンにつぐ次女のような存在だった。
気風のいい浪花おんなを唄わせたら
彼女はピカいちだ。