出世したいか したいなら
酒の一升 飲めなくて
どこに男の 華が咲く
右を向いても 左を見ても
俺が 俺がの 世の中で
ここはいちばん 酒まかせ
憂さを晴らそう 無礼講
あの女(こ)惚れたか 好きならば
酒のちからを ちょいと借りて
引くな押せ押せ 恋車
口は下手でも 心があれば
思い一念 岩をも通す
ここはいちばん 酒まかせ
あとは甲斐性 男意気
夢はあるのか あるならば
酒に度胸を 注ぎたして
男 人生 燃えて立て
まがりくねった 憂き世の道を
踏まれころんで また起きて
ここはいちばん 酒まかせ
手〆め一本 あした道
ひとこと:昨年は体調を崩した大泉逸郎サンだが大事に至らなかったようで、まずは安心した。
民謡を唄いはじめてから歌手活動も今年で35周年。
今日で70歳の誕生日を迎える。
「孫」以降結構いろんなジャンルの作品を唄ってきているが
良くも悪くもイメージの固定からの脱却は難しいものだ。
しかし、なんと言っても味はある。
この詞はそんな大泉サンの陽の部分を引き出し
元気印の手拍子ものを書いた。