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❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「月光雨」 キム・ヨンジャ ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月15日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『月の光』
●想定した歌手は キム・ヨンジャ さん。
このブログでの彼女を想定しての書き下ろ詞、
書きも書いたり8度目の登場です!
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  月光雨
N1

  汗ばむ躰の ほとぼりを
  さましにおいでと 誘う夜
  南の窓から 音もなく
  さらさら黄金(こがね)の 月光雨

  くちづけ 残り香 指のあと
  なんにも羽織らず まとわずに
  躰を横たえ ベランダで
  秘密の儀式に 身をまかす

  今ではあなた あなたしか
  云うこときかない 肌になり
  ときどき刹那の 夢におぼれる
N2

  このときこの場を のがしたら
  こころが澱んで 眠れない
  頭のさきから 足のさき
  沁み入る黄金(こがね)の 月光雨

  あなたが寝返り うつたびに
  わたしの躰が きしみだす
  二の腕噛んだり 手を添えて
  嫌がるあなたを そそのかす 

  欲しがる女 女だと
  不敵に 大胆 変えといて
  素知らぬふりする あなた罪人(つみびと)

ひとこと:歌がうまいがゆえに、その歌唱に唄い過ぎるきらいがあったが
最近は抑えるところ、引くところを際立たせ、聴き手側もいくらか楽になった。いずれにしても情熱家ということかも。
そんな彼女しか唄えないテーマ!
詞のイメージはニコール・キッドマンの映画「EYES WIDE SHUT」

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎月光/大吟醸日本酒
15g

「コスモス口紅(ルージュ)」 安藤みゆき ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》                       

2018年09月14日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『コスモス』
●想定した歌手は 安藤みゆきさん。
このブログ《はじめて書き下ろす歌手》シリーズに登場です。
ちなみに母親は同じく歌手の安藤栄子さんです。
安藤

コスモス口紅(ルージュ)
コスモス
if・・・ あなたに接吻(くちづけ)
求められてもいいように
口紅はうすく淡く
ひいて出かけましょう

若い頃の いさぎよさ 半分もないけど
気持ちだけ満たされていれば それでいい

道ばたの コスモスみたいに
さりげなく あなたに咲ける
わたしでいたいの

口紅ルージュ
if・・・ あなたが酔いしれて
髪をまさぐる気分なら
口紅がのこるグラス
そっとふきとりましょう

さぐり好きの人がいて 筋書きを書くなら
耐えきれず あふれ出る涙 あげましょう

秋風に コスモスそよいで
いつの日も あなたに似合う
わたしでいたいの


ひとこと:想定した歌手に似合いの詞を書くこともときには必要。
それでも選んだモチーフを工夫しイメージに新鮮さを加えながらは
挑戦でもあり楽しいこと。そんな思いを汲んで読んでもらえば
合点がいくはずのメローな詞に仕立てた。

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ◎ケーキ/コスモス本店(東岩槻)
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「炎秋」 山内惠介    ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》                      

2018年09月13日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
今日のインスピレーション ―秋― は ずばり 『もみじ/紅葉』
●想定した歌手は 山内惠介さん。
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炎秋(もえあき)
妻6

紅葉あかあか 劣らず負けず
炎えるこの肌 女の肌に
緋よりも朱い 血が走る

一秒たりとも 目をそらしたら
黒髪断ち切り 後ろ手に
あなた縛って しまいましょう
女の秋は 炎えて秋
妻8

障子 茜(あかね)に 色染めかえて
くずす膝もと 綸子(リンズ)の裾を
乱して風が 吹きぬける

その気があるのを 見抜いた果ては
きしんで鳴るほど 骨までも
あなた よしなに 抱けばいい
女の秋は 焦がれ秋
妻7

うわべは何でも ないふりなんて
この後に及んで 無しにして
あなた本気を くださいな
女の秋は 炎えて秋

妻5
ひとこと:ときどき妙に《情念》とか《激情》などをテーマにしたものを
書きたくなる。それは小説や映画、雑誌からのinspireだったりが多い。
しかしそのモチーフをただなぞって書くだけなら大方の人は出来よう。
自分の型で、詞句の使い方で書くことが大事。ましてや唄い手を
イメージしながらの作業は厳しくも楽しい。(画像をお借りしました)
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●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎もみじ菓子
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「きりぎりす」 長山洋子 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月12日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『きりぎりす』
●想定した歌手は 長山洋子さん。このブログでは5篇めの書き下ろ詞。 
長山 DSC_0378_20180801025942
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きりぎりす

その足 長けりゃ
いいってもんじゃないわいなぁ
あんた きりぎりす
どこへ跳ねたか とまったか
 酒場 酒場を とび跳ねて
 色つき水の 酒びたり
 〽ちょいと 今夜の 泊まりはどこさ
12s4
キリキリ 泣くのは
なんで私になるのかねぇ
あんた きりぎりす
人の気持ちの 分からずや
 好いた 惚れたも 見ぬふりで
 惚れた弱みで なぜ泣かす
 〽ちょいと 答えを 呉れたらどうさ

あんた きりぎりす
人の気持ちの 分からずや
 ひとり 湯浴みの そのあとは
 宵の座敷で 三味ひいて
 〽ちょいと 帰りを 待つ身がつらい

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ひとこと:長山洋子=三味線とイメージングすればいかにも定番になって
しまうが、ならばあえてというところで今回は俗曲「きりぎりす」を
モチーフにして艶と粋を思い切り表現したく書き下ろしました。
この俗曲を作詞した久保田万太郎は大正から昭和にかけて活躍した
俳人・小説家・劇作家で生粋の江戸っ子として伝統的な江戸言葉を
駆使して多くの作品で知られていて、この俗曲は歌手の市丸、
美空ひばり、江利チエミ等がレコード化しています。
久保田万太郎ひばり市丸
                   (画像をお借りしました)
●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎フランス食堂/キリギリス
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「夜の金木犀」 三川ゆり ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月11日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『金木犀』
●想定した歌手は 三川ゆり サン。元気印の歌もいいけれど
今回は恋を失くした女性のせつない女歌です!
三川さんへの書き下ろ詞も5作目になりました!
72 74
夜の金木犀

髪にこぼれる 金木犀は
一年まえの 別れ花
たった一つの 嘘だけは
忘れたくても 許せない
涙をこらえる 女の秋です
71

不幸ばかりと 仲良くしても
なおさらつらく なるばかり
行きも帰りも この路(みち)
通るたびごと ふりかかる
匂いがせつない 女の秋です
11s

二度と会う日が なければいいと
思いがつのる 夜の雨
身丈 身幅に 似合うよな
わたしらしさで 生きてゆく
覚悟を決めてる 女の秋です


ひとこと:三重・名張市在住で関西方面を中心に活動し
ますます元気な彼女です!会場の大小や、場所の遠近にこだわらず
三川ゆり という歌手は、唄える場所や機会があれば
精力的に飛び回って活動していることをよく知っている。
いい場所、いい仕事、いい人に出会いながらますますの活躍を
いつも願っている。
三川1 三川2
今回の書き下ろ詞は、詞はマイナー調ですがやや明るめの曲が
つけばと、各節6行目にその思いを込めました。
●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎桂花陳酒
11g2 11g1
 

「柿渋の夜」 北原ミレイ ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月10日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『柿渋』
●想定した歌手は 北原ミレイさん。
このブログでの書き下ろ詞、9度目の登場です!
ミレイ2 ミレイ1

柿渋の夜
10S9

一日をhappyに終わりたいのに
苦い思いが 心に湧いてきて
柿渋を 口にふくんだような
夜が続いてく

あの人は 今日もそっけなく
みじかいディナーで 席を立った
逢うことが 苦痛なら
いっそ別れてくれていい
ぎりぎりの危うさで 愛を重ねても
涙が こびりつくだけ
10s2

逢えるかと かけてくる不意の電話も
事の終わりは 私を抱くだけで
柿渋の 濁り浮かべたような
苦痛のこるだけ

始めから 素性知ってれば
たやすく この肌 許さないのに
今さらに 女って
損な性質(たち)だと思い知る
忌み嫌う醜さを 顔に出せるなら
結末(おわり)も 怖くないのに


ひとこと:愛しながらも満たされなさに苦々しい想いを抱く
女性の心情を、柿渋にたとえて書き下ろしました。
ところで柿渋って知ってますか? 渋柿の未熟な果実を粉砕、
圧搾して得られた汁液を発酵・熟成させて得られる赤褐色で
半透明の液体のことです。
昨年購入し愛用しているマフラーが柿渋色なことからヒントを得て
ちょっと変わった素材をモチーフにしました。
10s3

●書き下ろ詞からの連想&こじつけ ◎柿渋カプセル
10g

「桔梗川」 八汐亜矢子  ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月09日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『ききょう』
●想定した歌手は 八汐亜矢子 さん。
このブログでの書き下ろ詞、8度目の登場です!
e a 亜矢子 八汐亜矢子6 八汐亜矢子8 八汐亜矢子9 八汐亜矢子7

桔梗川       
ききょう

水辺に茂る 川草に
押しのけられて 咲いた花
どこかわたしの 恋に似て
秋の終りに 別れた人の
面影浮かべる 桔梗川
川桔梗1

これきりなんて いやですと
云えないままに 背をむけた
うしろ姿の 恋しさと
すこしばかりの にくさが今も
わたしを泣かせる 桔梗川
川桔梗2
ひと雨ごとに むらさきが
色あざやかに 目にしみる
枯れる花より しぼむ花
それがつらいの ひとりの身には
どこまで流れる 桔梗川


ひとこと:近くの小川沿いを歩いていたら川草が伸びるままの脇に
二つ三つの花を見た。それがこの書き下ろ詞のイメージになった。
この時期、小ぶりで紫の色が映える桔梗は好きな花のひとつ。
 男女の出会いは他人の伺い知れないもの。結果、別れともなれば
 去し方や行く末を、目にする花にかさね合わせる人もあろう・・・
                     (画像をお借りしました)
★八汐亜矢子さんへのこれまでの書き下ろ詞 
「人生よいしょ節」「長良おんな草紙」「夢追いワルツ」
「木曽川母情」「京都 みやび宿」 居酒屋「あかり」

八汐さんにはほかにも多くの関連記事をUPしています。
ぜひ見てください!

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎紅桔梗/日本酒
9g

「黒いダリアの女」 真咲よう子 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月08日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『ダリア』
●想定した歌手は 真咲よう子 さん。今日、9/8が誕生日です。
このブログでの書き下ろ詞、6度目の登場です!
真咲2 真咲3 真咲1

黒いダリアの女
ダリア1
はずしてください くちびるで
黒いダリアの 耳かざり
あなたと逢う日の ためにだけ
つけてくるのよ ゆらすのよ
こらえきれずに 眸がうるむのを
見逃さないで 抱きしめて
ダリア2
妖しくつめたい 手ざわりの
黒いダリアは おしゃれ花
あなたの知らない べつの貌
見せてあげるわ 今夜また
いいの お酒は まだ欲しくない
わたしがあげる 甘い蜜

けだるいほとぼり 立ちくらみ
黒いダリアが 嗤ってる
男の人には 禁断の
入りこめない ラビリンス
先に出ていく 背中見て
三日待てずに 恋しがる


ひとこと:ベルベットのような質感を持つシックな黒蝶ダリアは
それまでのダリアのイメージを一新したとてもおしゃれな花。
9月に咲く花をチョイスしていたとき、この花を見つけて詞ごころが
湧きあがりました。黒蝶ダリアの耳かざりをつけて男としのび逢う
女の恋情を、このような歌をこれまでに唄ったはずのない真咲よう子
さんをあえて想定したのです。       (画像をお借りしました)

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ 
◎世羅高原農場/世羅の老舗和菓子店「大手門」/創作ダリア和菓子
8g

「酒場こおろぎ」 山口ひろみ  ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月07日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
今日のインスピレーション ―秋― は 『こおろぎ』
●想定した歌手は 山口ひろみ さん。
このブログでの書き下ろ詞、5度目の登場です!
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酒場こおろぎ
7こおろぎ
泣いてのんでる ふうでもないが
どこか気になる 話しぶり
おぼえがあるのよ 私にも
揉めごといくつか 二年前
ほうら聞こえる 鳴いている
酒場こおろぎ
隣り合わせの 秋の夜

生まれついての あっけらかんも
たまにかくれて 泣きもする
はじめに別れが あるのなら
女は恋など しないはず
ほうら聞こえる 鳴いている
酒場こおろぎ
帰りそびれて ひとり呑み

頬を互いに 赤らめながら
目と目あわせて うす笑い
今さら会う気も ない人に
気がねはしないし 借りもない 
ほうら聞こえる 鳴いている
酒場こおろぎ
外は静かに 秋がゆく


ひとこと:やんちゃをしていた若かりし頃の一時期、1に雰囲気 2に値段
あとは見栄えという具合いで三日にあけず飲み歩いていた。
見栄えが古いカウンター内側の暗がりだろう、秋の虫が鳴いている店が
あったり、かしこまって気取った客はカヤの外みたいに扱うママが
客の話しをそれなりに聞いている小気味よい店もあった。
そんな思い出を蘇らせてみた。         (画像をお借りしました)

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ 
◎こおろぎラーメン/新宿   ◎未来こおろぎ/昆虫食
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「儚き花 ―おみなえし―」 原田悠里 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月06日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『秋の七草~花言葉』
●想定した歌手は 原田悠里 さん。6篇めの今回は演歌のエッセンスを
肝にして、名づけて《散文詩ENKA》です。
原田1 原田2

儚き花  ―おみなえし―
6おみなえし2

あなたの瞳(め)の中に おみなえしがゆれている
あたりに花は 咲いてないのに
さびしげにゆれる 花が映ってる

あなたを好きなこと それはもう言わずもがなで
口に出したら 明日にでも
褪せる花になってゆく

幾千の 花があるのに
あなたはなぜ おみなえしを見るのだろう
わたしはこころ次第で きれいに咲きたいとするのに
6おみなえし

わたしは分らない おみなえしの儚さを――
別れがくると 狂い咲きして
人知れず枯れる 花のおしまいを

恋をする 秋はみじかい
やがてはもう おみなえしも枯れるだろう
わたしはいのち限りに 静かに咲きたいとするのに


ひとこと:秋の七草の一つとして知られる《おみなえし》
開花にはかなり早晩の差があり6月から9月にかけて咲くとか。
《おみなえし》には「儚い恋」という残念な意味の花言葉は
秋に咲き寂しげに見えることからのようです。
「女郎花」と書くようになったのは平安時代の半ばごろからの
ようですが詞には使いたくない字面ですね。
  男の目には女など映っていない… 咲く時期を終え花が枯れ
  やがて終るであろう二人の恋を暗示するかのような
  《おみなえし》がゆれるばかり…  (画像をお借りしました)

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ 
   ◎おみなえし/中井春風堂(奈良)
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「遠雷」 北島三郎    ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月05日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
男歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『雷(かみなり)
●想定した歌手は 北島三郎さん。いっとき体調を崩し心配でしたが
TV「歌仲間」でのトークも声の張りが戻ってちょっと安心!
★北島三郎さんへの書き下ろ詞も5篇めです。
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遠雷

ついてくるなよ 灰の雲 紗の空よ
俺はひとりで 行かねばならぬ
迷う素振りを 見せたなら
遠慮しないで 俺の脳天ぶちのめせ
はるか 遠雷 どこで鳴る
遠雷

これをやらなきゃ 無駄死にか のたれ死か
思う望みを 口には出さず
どんな結末(おわり)が 来ようとも
答え出るだろ いかに命を燃やすかで
ならば 遠雷 胸に鳴れ
遠雷2

本音 立て前 人の世の 生業(なりわい)
いいじゃないかと 笑ってみせる
生きた証しが ただひとつ
後世(あと)に残れば 俺は満足 御の字さ
ままよ 遠雷 鳴れよ鳴れ


ひとこと:九月は夏から秋への季節の変わり目の月。
案の定、記録的大雨、台風もやたら発生。
今日のモチーフ《雷》の予兆は、積乱雲が大きくなる、
黒い雲が近づき周囲が暗くなる、などは普通に分って
遠くで鳴っているうちは良くても、あの鋭い稲光には驚きます。
その雷をモチーフに男の人生道の書き下ろ詞です。
遠く鳴る雷と我が道をゆく男との、真っ向勝負の大演歌に仕立てた。
御大・北島さんほどになると、なまじな素材では詞に勢いがつかない…
                    (画像をお借りしました)
●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎雷おこし
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「恋 鈴虫」 林よしこ   ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月04日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は『鈴虫』
●想定した歌手は 林よしこ さん。橋幸夫さんとのデュエット
「君の手を」が6月に発売になり好調のよう。歌謡界の大先輩で
同じレコード会社! いい出会いが功を奏して
彼女の代表曲の一つになるでしょう。
人気のカテゴリー《はじめて書き下ろす歌手》シリーズに初登場です。
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恋 鈴虫

秋のはじめの 鈴虫寺で
ひとり聴いてる 虫の声
恋の想いが なぜ届かない
胸に手をあて 目をとじて
時を忘れて 待つ答え
寺 6d7a5202-s
秋は日ごとに 色づくけれど
女ごころは うす曇り
恋の迷いを 見透かすように
もみじひとひら こぼれ散り
なみだ色した 風が立つ
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秋の日暮れの 山門脇に
そっとたたずむ 地蔵さま
恋を叶えて くださいませと
たった一つの 願いごと
祈るそばから 虫が鳴く

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ひとこと:インスピレーションに鈴虫と決めたら同時に京都にある
「鈴虫寺」が浮かんだ。 恋に焦がれ身を灼く女は鈴虫のように
恋し恋しと鳴く・・・ 逢いたいときに逢いたいと、燃え立つ思いを
鎮められるなら、とすがる思いで一人来て祈るばかり・・・
★通称「鈴虫寺」の華厳寺は京都府京都市西京区にある臨済宗の寺院。
山号は「妙徳山」本尊は大日如来。スズムシを四季を通して飼育して
いるため通称「鈴虫寺」と呼ばれている(Wikipedia)

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(画像をお借りしました)
●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎阿闍梨餅
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「あざみの街」 中澤卓也 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月03日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
男歌
●今日のインスピレーション ―秋―『あざみ』
●想定した歌手は 中澤卓也 さん。
2017年1月デビュー以来1年7ヶ月、期待の若手です!
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あざみの街

幼ななじみも 初恋も
なかったことと 忘れていいよ
ふって湧き出た 嫁入りばなし
縛られるんだね 古い因習(しきたり)
 いけないよ 幸せに
 ならなくちゃ いけないよ
 君はあざみの 棘を持たない 純なひと
卓4
せめて半年 早ければ
正面切って 好きだと云えた
僕は都会に 野望があるし
夢はまだまだ 半歩まえだから
 いけないよ その人を
 困らせちゃ いけないよ
 僕はあざみの 棘がチクリと 胸を刺す
卓3
髪を撫でれば 肩が泣き
からめる指に くちびる寄せる
大人なんだね 名残りの夜を
君の速度(ペース)で 刻み込んでゆく
 いけないよ 添いとげて
 くれなくちゃ いけないよ
 街はあざみの 棘が降るよな わかれ雨

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ひとこと:5月に『はじめて書き下ろす歌手』シリーズで
「涙はア・カペラで」をUPして以来2篇めの登場です。
今回も等身大にとらえた書き下ろ詞です。
キーワードは『ピュア』です。モチーフにアザミを効果的に使って
純真な若者の心象を歌謡曲調に仕立てました。
 交際している男女が親の持ってきた結婚ばなしに引き離されるという
 設定。地方ではありがちな話でしょうか。  (画像をお借りしました)

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎山あざみ佃煮
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「二百十日の宿」 愛本健二★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月02日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は 《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスαな書き下ろ詞》の特集がスタートです!
男歌
●今日のインスピレーション ―秋― は『夏目漱石・阿蘇』
●想定した歌手は今日 9月2日が誕生日の 愛本健二 さん。
このブログでの書き下ろ詞 登場は4度目です!
29愛本

二百十日の宿
阿蘇

二百十日が 嵐になって
宿を一歩も 出られない
うまい地酒と アテを頼んで
色づく前の 楓をながめ
愛哀ばなしに 浸ろうか
かえで

今は屋号も 変わったけれど
ここの二階に 漱石が―
いつの話しと 野暮を云うなよ
別嬪さんと 来たならいいが
どうやらそうでは ないらしい
二階

あっちこっちを 旅してきたが
こんな不運も あるものさ
どうせ二人は 相身互いで
離れず付かず 阿蘇連山の
山脈(やまなみ)みたいに 添うてゆこ

連山

ひとこと:普段、暇さえあれば好奇心ハンパなく作詞のタイトル探しを
していることが多い。このタイトルは夏目漱石の中篇小説『二百十日』を
手にして再読しinspireされたもの。あらすじも内容もあえて書かないが
詞にするとなればほんの一片のヒントとimaginationさえあれば書ける。漱石
 男と女が九州・阿蘇に旅行している。よりにもよって天候が荒れやすい
 という伝承がある二百十日頃。男は宿屋が漱石が泊まった宿と知ってか
 知らずかは大事ではない。付かず離れずの関係の男女にはいっときを
 共にすることに今があり過去がある。ましてや情愛も深まろう・・・ 
                       (画像をお借りしました)
あい2 あい3あい4 あい5 あい6 あい8

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎あか牛/阿蘇
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「風の盆 愛歌」 三船和子 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月01日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は『風の盆』
●想定した歌手は 三船和子 さん。今日 9/1が誕生日です。
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風の盆 愛歌
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今年は駄目かと 思ってました
二百十日の 秋風が
あなたを足止め させたから
 揃い浴衣を あなたに着せて
 胡弓 しのび音 聴くころは
 女 ほたる灯 風の盆
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家並み ぼんぼり 燈してゆれて
人が人呼ぶ 流し唄
あなたも「おわら」の 列の中
 かかし踊りも 上手になって
 三味が出を弾き 追う胡弓
 わずか 三晩の 風の盆
おわら DSC_0489_20180831031904 DSC_0490_20180831031856 DSC_0494_20180831031828
困らすつもりは かけらもないが
ひと夜ふた夜の 短かさは
あなたを近くて 遠くする
 無理を通せば 終わりがくると
 闇に添い寝の 吐息さえ
 八尾 せつなや 風の盆


ひとこと:「おわら風の盆」は富山県富山市八尾地区で毎年9月1日から
3日にかけて行われている富山県を代表する祭り。今も昔も多くの人々を
魅了し、浴衣、編笠、ぼんぼり、そして何よりも三味線と胡弓の音(ね)
男踊り(かかし踊り)と女踊り(四季踊り)の新踊りのイメージも
加味した艶歌(つやうた)に仕立てました。
想定した三船さんの円熟の歌唱を聴ければさぞかし絶品でしょう。
                    (画像をお借りしました)
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●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎おわら風の盆恋情(菓子)
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★PS:三船和子さんをヒット歌手に押し上げた最大のヒット曲
 「だんな様」の作詞者・鳥井実さんが8月30日死去された。83歳 合掌

おくやみ