銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

GRINDHOUSE★USAバージョン5日間の限定上映だ!

2008-01-07 | 映画:ミニシアター

マチェーテナチ親衛隊の狼女・Don’t/ドント・感謝祭

    ↓   

 USAバージョンはこの順番で展開して行きます

プラネット・テラー
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン
   ブルース・ウィリス
   フレディ・ロドリゲス
   ジョシュ・ブローリン
   マーリー・シェルトン
   ジェフ・フェイヒー
   マイケル・ビーン
   ステイシー・ファーガソン

 

「プラネット・テラー」のあらすじ


テキサスの田舎町。米軍基地の部隊長マルドゥーン(ブルース・ウィリス)は科学者のアビーを相手に、恐怖の生物化学兵器の取引をしていた。しかしアビーが予備の試薬を隠し持っている事を知り、彼を追う。

追い詰められたアビーが実験装置を射撃。そこから噴出した恐怖のガス
が人々を溶かし、恐ろしく凶暴なゾンビ状態の"シッコ(感染者)"に変えてしまった…。

 


 

記憶が鮮明なうちに、記事をUPした方がいいので、他の映画のレビューを後まわしすることにしました。とうとう念願のUSAバージョン、鑑賞してまいりました。やはり、USAバージョンの方がいいですね。最高でした。プラネット・テラーから始まるのですが、その前に予告編(実は偽予告)のマチェーテがまずあります。そしてその後、本編「プラネットテラー」が始まります。まず、あのゴーゴーダンサーチェリー・ダーリンのセクシーダンスがあのにのって・・・・・。(いまだにあの音楽が耳についたままです)どの辺がカットされているのか?正直わからず・・・・。ただ途中でフイルムが無くなった!というよなテロップが入るので、多分そこがカットされているのでしょうね。

 

いつのまにか、ゴーゴーダンサーのクラブのおじさんも、JTのお店にやって来た後、車を運転することに。そしてダコタの息子のベビーシッターの双子のお姉ちゃんたちも車に・・・・・・。

 

このシーンはまったく記憶になく・・・・・。再度観て思い出しました。ダコタの夫ドクターブロック(ジョシュ・ブローリン)がシッコ(感染者)にこの器械でやられそうにでもコンセントが外れちゃい、あわよく助かる

 

なんといっても、このシーンは一番印象深い。忘れようと思っても忘れられません。女のパワー見せてもらいました。チェリー・ダーリン(ローズ・マッゴーワン)の片脚ガンマン。襲い掛かるシッコ(感染者)を撃ち殺していきます。そしてその最中、大事な恋人エル・レイ(フレディ・ロドリゲス)は無残にも逝っちゃいます

彼女はながら、彼を残して脱出・・・・・。

 

ブルース・ウィリス演じる部隊長マルドゥーンの最期も毒ガスによってシッコとなる。だんだん顔が脹れて見るも無残なことに

そうそう部隊の科学者アビーを演じるナヴィーン・アンドリュースも首がちょん切れて、最後は死んじゃうのでした。これも忘れていました

 

今回はきっちりと観ること出来たかも・・・・・。ラストがこれまた面白い何故かチェリー・ダーリンは馬に乗って南の国の砂浜に。彼女の背中には赤ちゃんが!どうもエル・レイとの間に生まれた子どもらしい。多くの人々を従えている。摩訶不思議なエンディング

 

さて本編二作品の間に、4つのフェイクの予告編が入ってきます。

①マチューテ
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ダニー・トレホ
   ジェフ・フェイヒー
   チーチ・マリン

「マチューテ」「フェイク予告編」だったのが、実際に本編が
         作られることになったそうです


殺し屋マチェーテ 「スパイ・キッズ(2001)」シリーズでお馴染みの怪しげなメキシカン (ダニー・トレホ)はある政府要人の暗殺を依頼されるが、それは罠だった
九死に一生を得たマチェーテは、自分を罠にかけた奴らに血の報復を開始する…。
その報復のために神父(チーチ・マリン)が彼の助っ人に


 

②ナチ親衛隊の狼女
監督:ロブ・ゾンビ
出演:ウド・キシア
   シビル・ダニング
   ニコラス・ケイジ

 

フェイク予告編「ナチ親衛隊の狼女」
ヒトラーの命を受けて、ナチは女囚を狼女に改造する秘密計画を秘密裏に実行する…。何てったって、ニコラス・ケイジ、写るシーンはほんの一瞬だけど、わぁ~~ニコラス・ケイジやとお客さんも爆笑でした。まさかこのような作品に出るなんて・・・・。ちょっと度肝を抜かれました

 

③ドント
監督:エドガー・ライト
出演:マシュー・マクファディン
   ケイティ・メルア
   ジェイソン・アイザックス

 

☆フェイク予告編「ドント」
ある不気味な屋敷を訪れた男女数名。屋敷内では彼らを待ち受けるさまざまな恐怖が…。

ドアを開けるとドント!いう大きな文字が。その後もドント!が何度も現れるのだ。なんじゃこれは???って感じ。

 

ところで、ジェイソン・アイザックスといえば、ハリー・ポッターシリーズのあのヴォルデモートの仲間、ルシウス・マルフォイ役の方です。

 

④感謝祭
監督:イーライ・ロス
出演:ジョーダン・ラッド
   マイケル・ビーン
   ジェフ・フェイヒー
   ティム・ロビンス

 

フェイク予告編「感謝祭」
感謝祭に沸く田舎町。ピルグリム・ファーザーの扮装をした謎の殺人鬼が次々と若い男女を
餌食に…。

プラネット・テラーにも出演のJT兄弟に、あのティム・ロビンスが出演。でもどれが誰なのか見分けがつかず・・・・。監督は「ホステル」のイーライ・ロス。

 

USAバージョン、最後は本編「デス・プルーフ」です。

デス・プルーフ
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル
   ロザリオ・ドーソン
   ローズ・マッゴーワン
   シドニー・タミエ・ポワチエ
   ゾーイ・ベル
   マーリー・シェルトン
   メアリー・エリザベス・ウィンステッド
   トレイシー・トムズ

 

「デス・プルーフ」
テキサスの夕暮れ時。オースティンのラジオ局で一番の人気DJ、ジャングル・ジュリア(シドニー・タミエ・ポワチエ)は親友のシャナ、久しぶりに地元に戻ってきた大学時代の女友達アーリーンと一緒に街へ繰り出し、一夜の気晴らしをすること
そんな彼女たちを密かにつけている男の影が…。髑髏マークの付いた不気味なシボレーを乗り回し、顔に傷のある謎の中年男だった…。

 

 スタントマン・マイク(カート・ラッセル)

この作品はかなりカットされていました。スタントマン・マイクとジャングル・ジュリアたちの絡みがかなりあったのですが、まったくカットされております。そして後半の最強女性たちに目をつけたスタントマン・マイクの場面もカットされております。

 

名優シドニー・ポワチエの娘さん、足が長~い

場面はこの作品ではブロンドの女性パムを演じたローズ・マッゴーワンがスタントマン・マイクにで送ってもらいたいと頼むシーンから始まります。さてさて送ってもらおうといざ、彼の車に乗った途端・・・・・。彼は豹変します

 

何も知らず・・・・。死の車へ殺人鬼スタントマン・マイクによって彼女はその後はジャングル・ジュリアたちの乗った車を追い、ぶち当たる

 

彼女たちは殺されてしまうが、スタントマン・マイクは何と助かる病院に入院した彼の元にダコタパパ登場。単なる事故死とは思えないと感じる。ダコタ(マーリー・シェルトン)も病院の女医としてちょっと出演。パパに「くそオヤジ!」と叫んでいた

それから1年後、スタントマン・マイクはまた他の女性たちに目をつけたゾーイ・ベルと3人の女性たちだ。ゾーイ・ベルたちは休暇を利用して70年型ダッジ・チェレンジャーに試乗することに。リー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)をディーラーの元に置き去りにしてアクロバティックなスタントライドを楽しむゾーイはボンネットに乗ってご機嫌そんな3人の前にあの不気味なシボレーの男が

容赦なく車をぶつけてくる男にタフな女の子たちの怒りが爆発猛反撃が始まった

さて勝負の結末は!!!

 




バッドガールたちの会話は相変らず、ダラダラ続くけど、ラスト近くのカーチェイスは、目を離すことが出来ないくらい凄いです。

 

 グラインドハウス USAバージョン  R-15
2007年 アメリカ
原題:GRIND HOUSE
監督:ロバート・ロドリゲス     /プラネット・テラー
   クエンティン・タランティーノ /デス・プルーフ
製作:ロバート・ロドリゲス
   クエンティン・タランティーノ

上映時間:191分

といことで、レビューを簡単に書き綴りました。特別上映ということで、今回会員割引は通常の映画鑑賞料金1800円、一般は2000円、ポイントカードも使えないので、1800円での鑑賞となりました。いつもは結構人が少ないシアターも、この日は多くのお客さんでいっぱいでした。

上手く編集されていて、あの傷だらけのフイルムも味があっていいですね。単独作品より、です。フェイクはちとスピードがあり、逃してしまいますが・・・・。

 

 ※1月5日、RCS(京都みなみ会館)にて鑑賞。

 

GRINDHOUSE★USAバージョンアメリカの公式サイト 必見ですよ

 

 

 

 

 

 

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サルバドールの朝:SALVADOR

2008-01-02 | 映画:ミニシアター

サルバドール・プッチ・アンティックの魂の真実を伝えたい!

 

新年早々、ちょっと辛い内容の映画紹介から始まっちゃいました。昨年11月16日、京都シネマにて鑑賞した「サルバドールの朝」です。

 

歴史に、うとい私は、スペインという国の政治が長きにわたってフランコ独裁政権だったことを知りませんでした。それもほんの30年前までそんな状況だったとは、驚きです。何でもフランコ国家首長は1947年から1975年という28年の間、ず~と国民を押さえて自分の地位を保持してきたというのですから。もちろん内戦、暴動はこの間繰り返されているわけです。

 

映画の主人公、サルバドール・プッチ・アンティックは実在した人物です。彼はフランコ独裁政権をなくし、自由な世の中にしたいと純粋に願い、立ち上がった青年なのです。しかしそのサルバドールは25歳という若さで、不当な死の判決を受ける事になります。

 

 この人が実在のサルバドール・プッチ・アンティックです。
(1948年~1974年3月2日没)

 

今回の映画のメッセージは、今も同じ過ちを繰り返している全世界に、サルバドールの魂の真実を伝えたいということから製作された作品です

 

簡単にお話を・・・・。

 

明るくユーモアに溢れ、正義感が強く、反逆精神からくる勇敢さと文学を愛する繊細さを持つ青年がいた。彼の名はサルバドール・プッチ・アンティック。その名は25歳の若さで処刑された青年として歴史に刻まれている。家族や友人はもちろん、誰もが愛さずにはいられなかった魅力的な青年が、何故そんな運命を辿ったのか?

 

 

1970年代初頭、フランコ独裁政権末期のスペインでは、自由を求める人々が、権力に反発する様々な活動を起こしていたサルバドールも世の中を変えたいと願う、多くの若者のひとりに過ぎなかった。しかし、活動資金を得るために仲間たちと銀行強盗を繰り返し、反体制の犯罪者としてマークされていたサルバドール。ある日、彼は仲間との密会場所に張り込んだ警官に逮捕され、やがて死刑を求刑されることに・・・・・。何故死刑に?捕われる際もみ合いとなった中、サルバドールの放った銃弾が若い警官の命を奪ってしまったのだしかし死んだ警官の身体には別の警官が撃った弾丸も残っており、警察は不当にもその検死結果をもみ消そうとしていた

その日から、家族と友人たちの魂を削るような日々が始まった。サルバドールの4人の姉妹は哀しみを胸に秘め、微笑みを絶やさず励ますまた自らの立場を危険に晒しながらも断固として死刑を阻止しようとする弁護士彼の無事を祈る元恋人

 

 

サルバドールの元恋人タカ役 レオノール・ワトリング スペイン、マドリッド生まれ。「トーク・トゥ・ハー」(02)で眠れるバレリーナ役を演じた。この映画での彼女は本当に美しいと思った。「パリ・ジュテーム」にも出演していた。

 

最初は激しい敵意を露にしていた看守さえ、いつしかサルバドールと固い友情で結ばれる

 

 

しかし、再審も恩赦も退けられ、その“瞬間”は刻一刻と近づいていった

 

 

最後の時、姉妹たちは?そしてサルバドールの気持ちは?

 

今から30年余り前、青年サルバドールは実在した。平和な時代なら、青春を謳歌し、生きることを愛したごく普通の若者の“青春の反逆”に下された無残な判決最期の瞬間まで闘った家族と友人たちの姿は観る者に希望を失わないでと伝えているのだろう。そんなサルバドールの魂を伝えるべく、この作品が誕生した。サルバドールの残された家族は現在も尚、彼の無実を主張して、続けて闘っているそうだ。

 

降る日、サルバドールの葬儀が行われる。残された姉妹、弁護士はさぞかし無念だったはずだ。

 

 

サルバドール役 ダニエル・ブリュール 1978年スペイン、バルセロナ生まれ ドイツ人で映画監督の父とカタルーニャ人の母を持つ。生後ドイツに移り住む。役者デビューはTV映画(94)2003年「グッバイ、レーニン!」に主演し、ヨーロッパ映画賞、ドイツ映画賞を受賞。ハリウッド映画「ボーン・アルティメイタム」にも出演。ドイツ語、スペイン語、英語、フランス語が話せるという超バイリンガルだ

 

そうなんですよね。「ボーン・アルティメイタム」にも出ておられましたね。出番は少しでしたが・・・・。もっと出て欲しいですね。

 

ヨーロッパの国々も結構、政治的背景が難しいところがあるのだと、今回この作品を観て、改めて実感しました。イメージ的にはもっと民主的な感じがしていたのですが。ドイツもそうですよね。「善き人のためのソナタ」を観た方はご存知だと思いますが。何故にこんな腐敗した政治が多いのでしょうか?自由で生きやすい国作りが実現するにはこのような悲劇が起こらないと、動かないのでしょうかね。アイルランドもそうでしたね。ここ2年~3年、様々な国の実情を知る映画が日本で公開され、こんなことがあるんだと知ることができて、良かったと思います。

 

発信したことで、世界が動く可能性もあるわけですから、少しでも多くの人に観てもらうことが大事でしょう

 

 監督:マヌエル・ウエルガ
1957年スペイン、バルセロナ生まれ。1980-1983年にジョアン・ミロ財団法人の番組ディレクター、プロデューサーとしてキャリアをスタート。1990-1992、第25回オリンピック大会の開会式と閉会式を監督。1995年、”Antrártida”を初監督。本作『サルバドールの朝』は監督2作目。

 

 サルバドールの朝 公式サイト

 

2006/スペイン/135分/カラー/ドルビーSRD/シネマスコープ
配給:CKエンタテインメント[Kinétique]
後援:スペイン大使館

 

追記:死刑執行の寸前までの映像が映し出されます。こんなやり方でなんだとこの場面は非常にゾッ~と震えがきました。サルバドールの心情を考えると、本当に憤りさえ感じました。

 

 

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2008年の幕開け!

2008-01-01 | その他

 

 

                             

いよいよ新しい年が始まりました今年も「銅版画制作の日々」を宜しくお願いします

映画を中心にアート、お出かけ情報などを紹介したいと思います。でも、やっぱり映画の記事ばかりになりそうな‥‥感じがしますな

 

        

        私のお気に入りキャラ、くーまんです

 

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