銅版画制作の日々

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サイド・エフェクト(2013)**SIDE EFFECTS

2013-09-08 | 映画:シネコン

 事件に潜む、もう一つの“副作用(サイド・エフェクト)”

久しぶりの更新。金曜日の午後、免許更新の後東宝シネマズ二条へ・・・・。公開前から気になっていた作品を早速鑑賞してきました。
監督はあのソダーバーグ監督。なんでもこの作品が劇場長編作品としては、最後になるとか。とすれば残念ですね。

主人公エミリー役にはあのル―ニ―・マーラー。繊細な美少女が精神を病む役で熱演。なかなか見ごたえあります。最初から何とも言えないダークな雰囲気を醸し出している作品で、ずんずん引き込まれていきます。そうそうこういうのが私の好きなものだと実感。

アメリカ=薬物依存社会、と思うくらいのイメージが強い。本当に多くの薬局がコンビニと同じくらいあるらしい。有名な俳優や歌手も薬物過剰摂取で亡くなっているというのも皆さんご存じだと思う。そんな闇の社会をモチーフに今回監督はサスペンスをあみ出したのだ。

そんなル―ニ―演じる精神疾患の患者エミリーに向き合う精神科医役にジュード・ロウ。何度も自○未遂を繰り返すエミリーに担当医として出会うバンクス医師。


退院の条件として坑鬱薬の処方とカウンセリングを条件とする。

考えると精神科の医師って大変だし、リスクも覚悟だよね。私自身も経験あるのですが、そういう患者さんとの関わりってとても難しいし、異常に緊張してしまう。下手な対応すればヤバい。そんなこともあってかかなりの緊張感とドキドキ感で映画を鑑賞しました。ただ分かりにくいというのか、理解しにくい部分もあったりして少々話がごちゃごちゃ状態にも。なかなかストーリーを把握するのに悪戦苦闘状態でした。

 
正常な心理状態のようにも思えたり右のように取り乱したり・・・・・・と実に見分けるのが難しいですね。

ル―ニ―・マーラの演技はナイスでしたけどね。処方した薬でともすれば、えぇ~!と思う方向に行くから恐ろしい。つまり副作用。この作品のタイトルになっているんだけど。ほんまに怖い。私も副作用の怖さを知っているので他人事じゃあないなあと思いながらこの作品を観ましたね。

 
わお~薬が・・・・(汗)映画のワンシーンもなんだか不気味です。

あらすじ(MovieWaklerより)

ウォール街のエリート金融マン、マーティン(チャニング・テイタム)と結婚したエミリー・テイラー(ルーニー・マーラ)の未来は、輝かしく歩み出すはずだった。だが結婚式の直後、マーティンがインサイダー取引で逮捕。豪奢な邸宅を没収されたエミリーは4年間の孤独に耐え、服役を終えたマーティンとニューヨークの質素なアパートメントで新たな生活をスタートさせる。そんなある日、エミリーは地下駐車場で事故を起こし、病院に運び込まれる。幸いにも軽傷で済んだが、診察を担当した精神科医ジョナサン・バンクス(ジュード・ロウ)は、事故現場の様子から彼女が故意に車を壁に衝突させて自殺を図ったのではないかと推測。エミリーはかつて患ったことのある鬱病を再発させていたのだった。抗鬱薬を処方され、カウンセリングを受けることを条件に退院したエミリーだったが、地下鉄のホームで自殺未遂を起こす。以前エミリーを診察したヴィクトリア・シーバート博士(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に相談したバンクスは、エミリーが睡眠障害や吐き気といった薬の副作用に悩んでいたことを聞き出し、エミリー本人の希望も受け入れる形でアブリクサという新薬を与える。するとエミリーの病状はたちまち改善していった。だが間もなく、マーティンの変わり果てた刺殺体が自宅の廊下で発見。通報したのは、ベッドで眠りから覚めたばかりのエミリーだった。現場には争った形跡はなく、凶器のナイフからエミリーの指紋が検出され、彼女は殺人容疑で身柄を拘束される。その後、マーティンの母親がテレビ出演し、アブリクサの製造元であるサドラー・ベネルクス社を糾弾したことで同社の株価は暴落。バンクスの自宅にも大勢のマスコミが殺到する。エミリーの裁判が始まり、弁護側の証人として出廷したバンクスは、エミリーはアブリクサの副作用で夢遊病になり、自己の意識がないままマーティンを刺したのではないかと証言。裁判長、検察、弁護士の協議の結果、一時的な心神喪失を認められたエミリーは殺人罪に問われず、精神医療センターで治療を受けることになる。しかし、バンクスが患者に危険な新薬を処方したとの悪評が広まり、研修医時代に診察した女性患者が自殺した過去まで蒸し返され、彼はオフィスを追い出され、妻(ヴィネッサ・ショウ)との仲も険悪になっていく。そんなある日、アブリクサが引き起こす睡眠時の異常行動に関するシーバート博士のレポートをネット上で発見したバンクスは、彼女が事前にその副作用について自分に忠告しなかったことに疑問を抱く。独自の調査に乗り出し、エミリーの事故現場や職場を訪ねて不審な点を洗い出したバンクスは、事件の背後に渦巻く陰謀の匂いをかぎ取っていくのだった……。


  
エミリーの夫マーティン役には最近色々な作品で引っ張りだこなチャニング・テイタム

 
エミリーの前主治医ヴィクトリア・シーバート博士にはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。

こういう雰囲気のキャサリンは初めて観ました。こうしてみると豪華キャストですね。


ジュードの妻役ディアドラ役にはヴィネッサ・ショウという女優さん

新しい薬を飲んだために新たな症状に陥り、挙句の果てに殺人を犯した?エミリー。さて薬を処方したバンクスに非はあるのか?そのあたりがポイントとなるこの作品。裏がありそうですが、、、、。そのあたりは映画を見て頂き、結末を知ってもらえればと思います。ところでエミリーは本当に精神疾患だったのでしょうか?!そのあたりは私も実は??なのです。

メディア 映画
上映時間 106分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(プレシディオ)
初公開年月 2013/09/06
ジャンル サスペンス
映倫 R15+

  

解説(allCinemaより)

「コンテイジョン」「マジック・マイク」のスティーヴン・ソダーバーグ監督が豪華キャストを迎えて贈るサスペンス・ミステリー。うつ病の女性に処方した新薬の副作用を巡って思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていく精神科医の運命をスリリングに描き出す。主演はジュード・ロウ、共演にルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム。

 

オフィシャル・サイト
http://www.side-effects.jp/
 
 
 
 
 
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1 Comments

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ちょっと前にはタミフルが話題になりましたね。 (クラム)
2013-09-08 21:54:32
振り返るとよく練られていておもしろい話なのですが、
ちょっとごちゃごちゃしてしまったのは確かですね。
私は、寝不足のレイトショーということもあり、
眠気との闘いに悪戦苦闘していました。

副作用は怖いですね。
日常クスリのお世話になっていないことの幸せを改めて実感しました。
もちろん睡眠薬も不要です。
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