久しぶりの京都シネマです。10時上映の「淪落の人」を鑑賞して来ました。今日は少し体調も良さそうな?気がします。皆さん、ソーシャルディスタンスを守りながらの順番待ちです。
本作は香港映画。香港で超有名な俳優さん、アンソニー・ウォン主演の作品です。彼にしては珍しい地味な作品でした。何でも低予算の作品ですが。監督の強い思いもあって、アンソニー・ウォンが出演をOK。監督自ら脚本も手掛けたそうです。その脚本に惚れこんだアンソニー・ウォン、何とノーギャラで出演したという事だそうで・・・・。
お話はいたってシンプル。事故にあい、車いす生活をしなければならなくなった男リョン・チョンウィンと夢を諦め、家政婦として家族の生活を支えなけばならないエヴリンの心の交流を描いた作品。
家政婦エヴリンは、フィリピンからチョンの家政婦として住み込みでやって来る。半身不随となり、また離婚をしている彼は人生に何の希望も抱けないまま、日々を過ごしていた。妹との関係も上手く行かず、慰みは唯一の友達である元同僚のファイとの会話。そして海外の大学に通う息子の成長だけだった。
ファイ役にはサム・リー
そんな彼の家政婦としてやってきたエヴリンは広東語が話せない事で、チョンはイライラを募らせるが・・・。片言の英語で何とか意思の疎通を図る事に。次第にチョンは彼女に情が芽生える。
彼女と献身な世話はチョンの心を癒す。
エヴリン役には本作で初のデビュークリセル・コンサンジ。マニラ生まれの歌手で舞台女優。この作品で香港での映画賞を受賞!
アンソニー・ウォンはオーラが抑えての演技。派手さも抑えたんでしょうね。
特に可もなく不可もなく・・・。普通に良い作品でした。
間隔を空けての座席指定となっています。事前に席を選びます。約10名ほどのお客さんが入っておられました。
こんな時期なので仕方ないですが、やはりシアターとしては厳しいでしょうね。大手シネコンも同じくこんな感じでした。
監督さんは、オリヴァー・チャン。女性の方でした。製作は監督でもあるフルーツ・チャン。
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