凄いわあ~!何が、、、?クリスチャン・ベールです。この作品のためでしょうね。かなり減量したその顔は凄く目が奥に引っ込んでいました。昔観た「マシニスト」で眠れない男を演じた時と同じです。正直ちょっと気持ち悪いし怖い。
今回はドラッグ中毒者の元プロボクサー役。この役で見事オスカーを受賞した。確かに凄いし納得かな。弟役のマークも良かったけど、いやいやクリスチャン・ベールには勝てないよ。
そしてもう一人、オスカー受賞はこの方、メリッサ・レオ。意外にもこの人若い!まだ50歳でした。あのフローズン・リバーでの役とはまったく違うので驚きました。今回はイケイケなおばさん。ミニスカート姿、煙草フカフカ、テンション高めでかなり気も荒い。
息子ミッキーのため、ステージママ、いやリングママを務める。
マーク・ウォールバーグ演じるミッキーは兄ディッキーとママ、アリスの言いなりの大人しい弟だった。
ミッキーとディッキーは父親違いの兄妹だったのね。
一見ディッキーは愛想も良い。昔は実力のあるボクサーとして名声をあげたが、未だにその栄光を引きずって生きているっていう感じです。そうそう頭部後ろがハゲていたけど、あれもわざとなんでしょうね。色々と役作り大変です。
バーで働くシャーリーンに一目ぼれするミッキー
エイミー・アダムスが、ミッキーの恋人役シャーリーン、バーで働く女性役。後にミッキーをサポート、兄ディッキーや母アリスたちと敵対関係?
2人から引き離さないとミッキーが潰れてしまうと思うあまりに、、、、。
ミッキーやディッキーの姉妹たち、わんさか登場、後数名いるんですが、、、、。誰が誰なのか分かりません。いつも束になっている。
アメリカでも低所得の人たちが住む街、ローウェル。狭い家ではないけど、こんなに大勢で住んでいるので何か息が詰まるような雰囲気。ごちゃごちゃしている。
何とかひと儲けしたい!と息子ミッキーに賭ける母、兄。ところが兄のようにはいかない。
さてお話(goo映画より拝借)
マサチューセッツ州の労働者の街ローウェルに、性格もファイティングスタイルも全く違うプロボクサーの兄弟がいた。兄のディッキー・エクランド(クリスチャン・ベール)は、かつては実力派ボクサーとして活躍、現在は弟のトレーナーに専念している。外向きにはユーモアとカリスマ性に溢れた男だが、実は傲慢で欲望に弱く、数年前に手を出した麻薬に今ではすっかり溺れていた。一方、父親違いの弟ミッキー・ウォード(マーク・ウォールバーグ)は、ボクシングの全てを兄から教わった。だがミッキーは、兄とマネージャー役の母アリス(メリッサ・レオ)の言いなりで、彼らが組んだ明らかに不利なカードで一勝もできず、不遇の日々を送っていた。ある日、ミッキーはバーで働くシャーリーン(エイミー・アダムス)と出会う。声をかけたのはミッキーだが、気の強いシャーリーンに押し切られるような形で二人の関係は始まった。そんな中、ディッキーが窃盗の現行犯で逮捕され、既に逮捕歴のある彼は実刑となり、監獄へ。ミッキーの父は息子の将来を案じ、別のトレーナーに話をつけ、ミッキーは家族と決別、シャーリーンと共に新しい人生へと旅立つ決意をする。スポーツ経験のある彼女の献身的なサポート、新トレーナーの訓練メニュー、そしてミッキーをスターボクサーにするための対戦カードが功を奏し、ミッキーのまさかの連勝が始まった。だがたとえ刑務所の中にいても、兄は弟の専属トレーナーのつもりだった。やがてミッキーの世界タイトルマッチへの挑戦が決定、時を同じくしてディッキーが出所する。当然のようにミッキーのトレーニングに参加しようとする兄だったが、弟は兄とはもう組まないと宣言。激しく言い争う家族とシャーリーン。だがディッキーの粗削りながら強い家族やボクシングへの想いに触れるうちにミッキーは兄に戻ってほしいと本心を伝える。そして遂に二人は、絆も新たに再び二人三脚で世界の頂点を目指し始める・・・・。
ひっいたり離れたり・・・・。
ミッキーは気が弱いのか?兄・母、そして父、シャーリーンの間を揺れ動く。マークはそんな優柔不断なキャラではないので、ちょっとその辺がミッキー役としては、ちょっと伝わりにくい感じがしたが、、、。出来ればもっと弱いイメージの俳優さんの方が良かったように思う。
自分の意思でやり遂げることを望んでいるんだけどね。葛藤しながらも、ボクシングの道を究めることになって行きます。
兄や母から離れて何処までやれるのか?
まあありそうなストーリーではありましたが、、、、。意外にこれ好きな方、多いのではないでしょうか。
兄の指示は的中。
やっぱり兄無くして何が出来るってところでしょうね。
解説(allcinemaより拝借)
「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグが自ら製作・主演を務め、実在のアイルランド系ボクサー、ミッキー・ウォードの波瀾のボクシング人生を映画化した伝記ドラマ。ミッキー・ウォードとその兄でかつての名ボクサー、ディッキー・エクランドが数々の挫折を乗り越え、二人三脚で再起を目指す中で家族の絆を取り戻していく姿を、迫真のボクシング・シーンとともに綴る。ディッキー・エクランド役は「ダークナイト」のクリスチャン・ベイル。共演に、メリッサ・レオ、エイミー・アダムス。監督は「スリー・キングス」「ハッカビーズ」のデヴィッド・O・ラッセル。アカデミー賞では、クリスチャン・ベイルとメリッサ・レオが本作での熱演でみごと助演賞部門のダブル受賞を果たした。
特にベイルは大幅に減量し、髪を抜き、歯並びを変えるといった徹底的な役作りで臨んだ。(やっぱりね)
メディア | 映画 |
上映時間 | 116分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2011/03/26 |
ジャンル | ドラマ/伝記/スポーツ |
映倫 | PG12 |
アメリカらしい作品ですね。お客さんはやはり男性が多かったです。
製作について(ウィキぺディアより拝借)
撮影は2008年10月開始を予定され、降板したブラッド・ピットの後任はクリスチャン・ベールが務めることとなった。また、アロノフスキーは『ロボコップ』のリメイクに取り掛かるために監督を降板した。ウォルバーグとベールはアロノフスキーの代わりにデヴィッド・O・ラッセルを選んだ。アロノフスキーは製作総指揮として本作に係わり続けることとなった。、撮影はマサチューセッツ州ローウェルで行われた。ボクシングの試合のシーンはツォンガス・センターなどで撮影された。マーク・ウォールバーグは役作りの為にトレーナーを雇い、その結果この映画の出演料よりも50万ドル多くのギャラを彼らに支払った。
当初は「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督だったんですね。彼が監督していたらどんな作品になっていたのか、ちょっと気になるところです。そしてブラビが出ていたらどんな風に仕上がっていたのか?それも気になるところです。