想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

なれるといいのですが

2018-09-22 22:14:38 | 日記
稲が実る頃となりました。
このあたりは標高が高いため、稲の生育にあまり合わないのでしょうか、
このすぐ近くで稲田を見ることはありません。

でも、甲府まで下りて行く途中では、稲田がかなりあるようで、
昨日のお出掛けの時には、すでに、稲刈りを済ませてある稲田もありました。

『実るほど、頭を垂れる稲穂かな』

この季節になりますと、私はこの言葉が頭をよぎります。
好きな言葉と言ってもいいかもしれません。

人に例えると、どのいうことなのかしら…?

私は、この『実るほど…』の言葉がどのような意味を持っているかは、
よくわかりません。
謙虚であればいいというのでもないようですし…。

ただ、稲は、苗の頃や稲穂が出るまでは、頭を垂れていませんし、
むしろ、成長の過程では、暑さや風雨にさらされることがあっても、
耐えて耐えて、上を向いて成長を続けます。

稲となるまでには、幾度となく苦難や苦境を乗り越え、
その末に、やっと立派な穂を付けるのです。
しっかりと実った稲は、頭を垂れるほどの重みがあるのでしょう。

それが、人に例えられた時、
たいへんな失敗をして泣いたり、落ち込んだり、
苦難や苦境に出会っても、何とかして乗り越えるという経験を重ねた末に、
やっと実ったという人は、偉ぶらず、謙虚であることなのでしょうか。

何だか、漠然とした理解しかできていないにも関わらず、
とにかく、好きな言葉なのです。

社会的成功者にはなれませんが、
人として、こんな稲穂のような人になれるといいなと思っています。


 秋桜が雨に濡れて、その茎が垂れ下がりました。
 雨のしずくが、一列にきれいに並んでいます。
 一粒でも落ちると、そのバランスが取れなくなってしまうのでしょうね。
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