歩くことで

今朝、朝食の時間に見ていたテレビ番組「がっちりマンデー」で
歩いていると考えが頭の中でまとまる…ということを言っている人がありました。

実はこの『歩く』ことについては、
２０数年前、主人からその効用を聞いていました。

それは主人が大阪で会社勤めをしている頃のことです。
主人に、大阪から広島への‌転勤のお話があったのです。
その頃主人は、大阪のある大学で
アメリカンフットボールのコーチをしていましたので、
広島に転勤したらコーチができなくなる…と考えていました。

広島への転勤は栄転だけれども、コーチはこのまま続けたい…。
どうすればいいのだろう…と考えていた主人の足は、
同じ大阪市内で働いていた私の職場に向かっていたようです。
主人の職場から地下鉄で３つ目の駅にある私の職場に着く頃には
主人の中では結論が出ていたと言います。

その結論とは、広島に転勤した後も、コーチとして大阪に行くという方法でした。
ただその２週間後に阪神淡路大震災が起こり、新幹線が不通になりましたので
広島から大阪まで、飛行機を利用した時期もありました。
ボランティアコーチでしたが、それほどまでにしたかったコーチ。
良い選択ができて良かったわと、私は今も思っています。

あの時、歩き…歩き…歩くうちに、頭の中が『無』の状態になって
頭の中が整理され、自分にとって何が良いのかを考えられたのでしょう。

歩くという行為が、なぜそうしたことに結びつくのでしょう。

ただ、私も歩くことで似たような経験がありますし、
その他にも、単純作業を続けている時などにそのようなことを
経験することがあります。

私たちが毎日続けているお散歩にしてもそうですが、
お散歩から帰ってくると、心も身体もすっきりとしています。

いずれにしても、歩くことは健康に良い…というだけではなく
何かを与え、或いは変えてくれる不思議な力があるようですね。


　今のお散歩コースは、この馬込川の向こう岸の右手の方から左へ進み、
　橋を渡って手前側を右にずっと進みます。