納豆

「私って、変わっているの？」
「うん、変わっているよ。」
「えっ、すごい即答だったわよ、そんなに変わっているの？」

今日の夕食で納豆を食べながら、『納豆って、よく混ぜた方がおいしいのかしら？』
ふと思った疑問を、主人に話しました。
「さあ、それはわからないけれど、納豆といえば、誰だって混ぜて食べるよ。」

と言いますのも、私は最近混ぜずに食べています。
そのまま食べますと、糸は少し引きますが、混ぜて食べるほどではありません。
また、お箸につくネバネバが、他の食べ物をつまみにくくする心配は少なくなります。

「納豆を混ぜない私って、変わっているの？」
そんな質問に対して、文頭のような主人の即答があったのです。

主人は、結婚して５年目くらいから食べ始めましたが、私は、子供の頃から食べていました。
因みに、その頃は納豆は混ぜて食べるものと教わり、よく混ぜて食べていました。
その当時、我が家で食べていた納豆は、藁に包まれていました。
茹でた大豆に納豆菌を掛けて容器に入れ、４０度くらいに保温をしておくと、
一日か２日で納豆ができると聞いたことがあります。
保温をするには、藁にくるんでおくと良いと聞いたこともありましたので、
売られている藁に包まれている間に出来上がっていくのだと思っていました。

その頃…、今もそうですが、私は納豆ご飯が苦手です。
噛まないうちに喉の奥に入ってしまうような気がして、食べることができません。
玉子ご飯も、とろろご飯も、同じ理由で苦手です。

つまり、トロトロは得意ではないのです。
そんなわけで、納豆は混ぜなければ、よく噛んで食べることができるのです。
お出汁も、お醤油も、からしも、薬味も、何もいりません。
だたそれだけでいいのです。
今日も、そうして食べました。おいしかったで～す。
ごちそう様でした。