乾物から…伊予柑に

２ヶ月前、沖縄にいる時、ご近所のご婦人からお葉書をいただきました。
「お話ができる機会があれば…。」と書かれた文面から、
ちょっと寂しさが感じられた私は、『今、沖縄に来ています…。』とお返事をしたのですが、
そのご婦人のことが気になっていたのです。

今日、沖縄を発つ時に買ってきたお土産を、お届けしようと思い、
前もってお電話をして、ご都合を伺いました。
その時に、我が家で食べきれない乾物類をお持ちしてもいいですか？とお聞きしました。
昆布、かつお、干しシイタケ、お茶、つくだ煮、海苔など、
我が家でのいただき物なので失礼かとは思ったのですが、
お客さんが多いお宅ですので、もしかすると受け取っていただけるかと思ったのです。

案の定、「喜んでいただきます。」と言ってくださり、嬉しく思いました。

午前中に１７度あった気温が、午後からの強風と雨で、一気に５度まで下がっていましたが、
寒さも気にならず、軽やかな気持ちで出掛けました。
歩いても、片道７～８分ですが、頬をなでる冷たい風も心地よく感じました。

帰りには、いただき物ですが…と言いながらも、伊予柑を５個、くださいました。

我が家でいただき物の乾物は、一人暮らしの人のいただき物が回ってきたのです。
そのいただき物を、ご近所のご婦人に…。
そのお宅のいただき物の伊予柑が、我が家に回ってきました。

いただき物は、そのお宅の口に合うものかどうか、わからないこともあります。
そのために、無駄にしてしまうものが出てくる可能性があります。
いただき物とはいえ、無駄にするのは憚られます。
でも、こうして回りまわると、欲しい人の元に巡っていくことになります。

そんなこともあって、今日は、ちょっと気持ちが軽くなりました。