田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌の魅力を語る座談会

2007-07-20 21:44:05 | 札幌学 & ほっかいどう学
 国内外から札幌に移り住んだ錚々たる方々との座談会に参加するという経験をさせていただきました!

 「座談会に出席して、札幌生活の感想を語っていただけませんか?」というお誘いがありました。
 誘っていただいたのは「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」の著者の林心平さんです。林さんは現在次回作に取り組んでいるそうですが、その作品は札幌の魅力を違った角度から掘り下げたものを構想しているようです。

 座談会の出席者を列挙すると・・・、
 まず、東京都出身で出版社の経営や翻訳家養成セミナーを開設・指導されているA氏。
 カナダ出身で世界中を旅して歩いた末に札幌に惚れ込み、日本人と結婚し、高校の英語講師をしているB氏。
 韓国出身で札幌の大学院を修了し、札幌在住が11年になるという方で、現在札幌市内の複数の大学の講師をされているC氏(女性)
 長野県出身で北海道の大学に進学し、大学が気に入ったらしく長らく在籍した末に博士号を取得し、研究生活の傍ら札幌市内の大学の講師をされているD氏。
 そして道内出身である私の5人でした。
 司会は、東京都出身でもある著者の林氏です。

 出席者は口々に札幌の魅力を語ります。
 その魅力とは、総じて次の二点に集約されていたと私には聞こえてきました。
 一つは、適度な利便さと豊かな自然が同居しているとともに、都市機能がコンパクトにまとまっていること。
 もう一つが、北海道人のおおらかさとフレンドリーな人がらがなんとも心地良いというのです。

 対して私は4人の方々とは明らかにキャリアも違いましたから、次のことを強調させていただきました。
 退職した、あるいは退職しようとしている方たちのトレンドは、あたかも「都会から田舎へ」のようにマスメディアは囃したてているがはたして本当だろうか。世の流れは、やはり田舎から都会へという流れが多いのではないだろうか。子のもとへ、利便地へ、医療施設が整ったところへ、と・・・。老後を考えたとき、それこそが自然の流れではないかと・・・。
 そして都会には自然がないとよく人は言うけれど、札幌の場合は利便さと自然が適度にマッチしているのではないか、と強調させていただきました。
 確かにマンション住まいなどでは足下に自然はないかもしれないが、手を伸ばせば、求めれば、豊かで広大な自然が手の届くところにあるのが札幌の魅力です。

 さあ、この座談会の内容がどのような形で結実するのでしょうか。
 林さんの筆力に期待したいと思います。(と私は無責任に言っています)

 札幌に惚れ込んだ、札幌をこよなく愛する方々に知己を得ることができた貴重な座談会でした。

 ※ 座談会にデジカメを持参しませんでした。そこで札幌の光景として気に入っている写真の一つである知事公館の写真を本日の一品(写真)とします。