田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

カルチャーナイト2007 Part Ⅳ「時計台ホール 弦楽四重奏」

2007-07-25 20:45:58 | 札幌(圏)探訪
 若さ溢れる三組の弦楽四重奏は、力強いストリングスの響きが木管とは違った意味で音楽の楽しさを味わわせてくれるものでした!

 木管の余韻に浸りながら、道新プラザから道一つ隔てた時計台に向いました。
 時計台では、今回のカルチャーナイト2007のメインイベントと私が勝手に位置づけたPMF受講者による弦楽四重奏のコンサートが時計台ホールで行なわれました。
 メインイベントと位置づけたのは、この催しが唯一入場整理券を必要とし、事前にPMF事務局まで出向いて整理券を入手していたからです。

 なるほど200人程度が入るホールがコンサート開始時にはほぼ満席となっていました。
 時計台ホールはご存知のように歴史的建造物のため照明設備などはほとんど無いに等しい状態です。しかし、それがまた古き良き時代を彷彿させる舞台装置となっています。
(演奏時のカメラ撮影はNGでしたので、開始前に暗いステージを撮影しました)

 PMFについて詳しくは承知していないのですが、国際教育音楽祭という位置づけで、本格的な演奏家を目ざす世界中の若手音楽家がおよそ4週間ほど札幌を中心としてレッスンをしたり、演奏活動をする祭典とのことです。

 時計台コンサートでは、弦楽四重奏コースを専攻した3組、12人の演奏家が登場しました。モーツァルトやメンデルスゾーンの曲をそれぞれ一組10数分ほど演奏しました。
 3組とも若々しい真剣な演奏ぶりが印象的でした。また力強い演奏は聴衆を十分に惹きつけてくれました。
 それぞれ育った環境も、練習方法も異なっている若者が札幌でグループを編成し、曲を完成させるには多くの困難が伴ったことと思います。しかし、それもまた大きく成長するためには欠かせぬ要件なのかもしれません。

 パンフレットをもとに12人の出身国を調べてみました。
 日本、ロシア、台湾、中国(2名)、オーストラリア、アメリカ、イスラエル、韓国(2名)、スペイン(2名)、と実に多彩でした。

 PMFは1990年から始まり、すでに札幌の夏の風物詩の一つとなっています。また、それは札幌の文化度を高める大きなアイテムとなっていると思います。しかし、今この祭典の行く末に黄信号が灯っているとも聞きます。関係者の努力によってぜひともこれからも継続されることを願いたいと思います。


※月曜日から三日間、退勤したその足でサッポロシティジャズの一環として開催されている街角ジャズに通い詰めました。このことも近いうちに報告したいと思います。さて、今夜はアジアカップ準決勝、対サウジアラビア戦です。テレビの前に陣取って声援を送ろうと思います。