田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

オシムジャパン勝手に応援ツァー Ⅳ 「猥雑さと混沌の中で・・・」

2007-07-15 15:31:47 | 海外の旅

 ハノイは私たちに、バイクの洪水と共に、猥雑さと混沌の中で人々がうごめく凄まじさを見せつけてくれました。
 それはハノイに生きる人たちのエネルギーの塊だったのかもしれません。

 一日目に歩いたところは、いわゆる旧市街に属する界隈でした。
 どのように表現したらその様子が的確に伝わるだろうか・・・、私の手はハタと停まってしまいます。

 典型的な街の表情をスケッチすると・・・、およそ3~4メートルの間口の店が延々と続きます。その店の一つ一つは専門店化(?)していて、単一の商品を商っています。例えば、服飾類、菓子類、家具類、などといった具合です。そしてそれらの専門店はブロック毎におおよそ固まって連なっているようでした。
 ほとんどの店にドアなどはなく、開放された店先に店員とおぼしき人が客の到来を待っているといった様子でした。
 その商店街のところどころには、食堂とも呼べないような食べ物屋さんが鍋釜一つで何やら得体の知れないもの(少なくとも私からはそう見えた)調理して商売しています。
 ともかく人が激しく行き交い、また何をするでもない人たちがたくさん群がり、街はなんともいえない活気を呈しています。
 きっと昔の日本の下町の商店街もかくあったのでは、と思わされました。

 ハノイの猥雑さを印象づけるのは、そうした前近代的な商店街の隣にドカーンと高層の近代的なホテルやビジネスビルが建っていることです。(添付した写真にも後方に薄くビルが建っているのが認められると思います)
 まさに、ハノイは今、猥雑さと混沌の中で激しく変貌を遂げようとしていると私の目には映りました。